「公約の実現率98.6%」というウソ
こうした状況に対し、サキマ淳候補は、観光関連産業を中心に1000億円規模の支援を行うことを公約として掲げ、沖縄経済の回復と発展に対する強い意志を示している。さらに、子供の給食費・保育費・医療費の無償化を実現し、子供の貧困対策に注力する。
一方、玉城デニー候補は、選挙の法定ビラに「公約の実現率98.6%」と記載しているが、これに対しては沖縄タイムスからも「不正確」だと追及された。この数字には実現完了したものに加え、「実現に着手したもの」も含まれ、今年の県議会のやり取りなどからは、291の公約のうち実現完了したものは8で、達成率はわずか2.7%である。
玉城候補は「沖縄の自立」を掲げるが、独自財源を増やすための抜本的な改革は行われていない。沖縄県は県税収入が約1400億円なのに対し、国からの沖縄振興予算が2700億円であるなど、財源の多くを国に依存している。
私がお話を聞いた多くの沖縄県民が望んでいるのは、根本的な経済振興であり、それによって子供の貧困を無くし、県民が豊かに暮らせる社会となることである。「また4年間を無為に過ごすことは出来ない」と、多くの方々が危機感を持っている。
玉城候補はSNSなどで、「相手候補は沖縄を潰しにかかっている」と攻撃しているが、抽象的な論争でなく、正々堂々とこの4年間で達成出来たことと出来ていないことを明らかにし、政策議論をすべきではないか。
ぜひ沖縄県民の皆様におかれては、この4年間の事実を直視し、各候補の政策を比較して頂きご投票願えればと思う。私は最後までサキマ淳候補を全力で支援し、必ず勝利につなげていく。沖縄県民の未来のために。