日本共産党と志位委員長の「同調圧力」|松崎いたる

日本共産党と志位委員長の「同調圧力」|松崎いたる

「同調圧力が強まれば少数意見や異論が排除され、自由のない全体主主義的な社会に陥ってしまう」と、政府や自民党を批判している立憲民主党の枝野代表!それこそまさに御党が共闘している日本共産党に対して言うべき批判だ。日本共産党を支配する異常な「同調圧力」を元共産党員が告発!


玉木氏の発言とは逆に、立憲民主党の枝野幸男代表は全体主義とはどこを指すのかについて「何か具体的な解釈を加えることは控えておきたい」と明言を避けている。

立憲は選挙での共産党との共闘をあてにしているのだろう。共産党に忖度した態度といえる。

だが前述したように同党の長妻議員や逢坂議員は同調圧力が全体主義を生むと警告している。

枝野氏自身も「安心して暮らすには、多様性を認め合うことも不可欠です。なぜなら、画一的で同調圧力の強い社会では、全ての人が、差別や偏見を受け、排斥される可能性にさらされるからです」(2019年1月30日 衆議院 本会議)と発言している。

自分たちが気に入らない発言の撤回を要求するような、意見の多様性を認めない共産党と仲間になれば、仲間内の同調圧力も強まるだろう。

違法スレスレの行為

いま共産党内ではさまざまな違法行為、あるいは違法スレスレの行為がまかり通っている。選挙告示前の事前活動である違法な候補者名入りタスキの掲示、「赤旗購読のお勧め」と称しての違法な戸別訪問、民青という共産党の青年下部組織を名乗って公選法が禁じる寄付行為を「食料支援」「フードバンク」と称して全国で展開する…。

これらは刑事事件として警察の捜査対象になっているわけではない。だからといって違法性が阻却されたわけでも、合法性が証明されたわけでもない。

立件・起訴までの立証事項が多く、捜査には不向きな事案であるにすぎない。警察力の行使ではなく、民主主義を守る世論の監視こそが封じ込めに有効な犯罪形体であるともいえる。捕まらなければ何をしてもいいわけではないのだ。

共産党が政権に近づけば近づくほど、小さな不正が大きな犯罪行為になっていくだろう。警察ももう黙ってはいない。

そのとき、仲間である立憲民主党はどうするのか。

枝野氏には国会ではじめて「同調圧力」の用語が紹介されたときのことを思い出してほしい。純真無垢な少女たちでさえ「仲間集団からの圧力というものが非常に重要な動機の要素になって」犯罪行為にもはしることがあるのだ。そうなっては欲しくはない者の警告に耳を傾けてほしい。

悪い奴とはつきあうな!

松崎いたる

https://hanada-plus.jp/articles/338

1964年、東京都生まれ。共産党本部に勤務後、板橋区議を4期16年務めたが、共産党に除籍される。

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