日本軍による強制連行、性奴隷、戦争犯罪は全てが嘘
金柄憲国史教科書研究所所長が最近、「慰安婦が『日本軍による被害者』という話は虚偽」として、その根拠を簡潔に提示、注目を集めている。
金所長は成均館/暻園大講師と独立記念館専門委員を歴任、『国訳 思齋集』、『国訳 村家救急方』、『訳注 爾雅注疏全6巻』、『韓国研究財団 東西洋名著翻訳-共訳』、『華史李觀求の言行録』などの著書がある韓国で広く知られた研究者である。
金所長は5月16日、本紙邊熙宰代表顧問がソウル鍾路区慰安婦像前で開催した「李容洙の偽証と尹美香の慰安婦ビジネス」記者会見で演説した。
16日、メディアウォッチの記者会見で演説する金柄憲所長。(写真=タンクTV)
金所長は「慰安婦が日本軍による被害者と騒ぐのは、挺対協(現・正義記憶連帯)の尹美香だが、その根拠は三つで、日本軍の強制連行、日本軍の性奴隷、日本軍の戦争犯罪被害者ということだ」と述べた上で、この三つの根拠がすべて虚偽であることを明らかにした。
「まず、強制連行を証言する慰安婦証言者は、金学順、吉元玉、金福童、李容洙だが、金学順は平壌妓生学校出身で、母親が養父に40円で彼女を売った。(家族によって)人身売買で売られ、中国まで行ったのだ」(金所長)
続く、吉元玉に関しても、金所長はこう説明した。
「吉元玉も平壌妓生学校出身だが、彼女は2度の慰安婦経験がある。最初、満州に行った時は、父が賭け事で捕まり、娘を20円で売った。二度目は、満州へ行き軍需工場に就職して仕事をしていたある日、妓生学校の友達が『歌って酒だけ飲めれば中国に行ってたくさんの金を稼ぐことができる』と誘い、友人と一緒に自ら自発的に中国へ行ったのだ」
金福童は尹美香によって証言が歪曲されたケースだ。金所長はこう話す。
「金福童は国民勲章牡丹章まで受けたが、彼女は挺身隊にかこつけた公務詐称詐欺師たちに連行された。尹美香は、自分の本の中でこの詐欺師を『日本軍』と書いたが、実際の金福童の証言は『黄色の服を着た日本の人』とされているだけで(この証言もあやふやなもの)、日本軍などとは一言も言っていない」
銃を持った日本軍が少女を強制的に連行するという我々に刻印されたイメージは、いくつかの勢力が目的を持って注入した幻想であり、偽りに過ぎない。写真=国史TVキャプチャ