ギルマンの手。これはオリジナルかどうか不明。オリジナルであってほしいな。
アメリカのホラー関連イベント「チラー祭」
過去の映画のキャラでもビデオやレーザーディスク、最近ではDVDやBlu-rayで会う事ができる。『大アマゾンの半魚人』を最初に観たのは、画質の悪いダビング映像のビデオだった。
悪い画像で観ても半魚人のかっこよさは伝わり、ハリウッド映画は凄い、やっぱり映画はハリウッドだ、そんな憧れを抱いていた。
そんな憧れが強くなり、ついにアメリカに行く。それが2003年のチラー祭というホラー関連イベントだった。
会場はニューヨークのお隣のニューアーク州にあるホテル。
ホテル全体を使っていたので、ホラー映画、モンスター映画、SF映画などの撮影用プロップが様々な部屋に展示されていたり、キャラクターグッズが販売されているスペースがあったり、そういった映画やテレビドラマに出演した役者さん達のサイン会があったりしてとても賑やかなイベントだった。
学校での英語の授業はオール1、英語は駄目駄目の自分だったが海外イベント初参加という事と目の前は好きな物だらけなのでテンションが上がりまくって言葉の壁など気にせずガンガン色んな所を見て回り、雰囲気で色んな人に話し掛けたりしていた。と言っても、殆どジェスチャーでの会話。
ホテルを借り切ったイベントだったので、フロアーごとに展示物や販売品が違い、それがまた楽しい。部屋も細かく分かれていて次々と新しい発見がある。
映画『死霊のはらわた』の撮影用プロップ展示部屋には、わりと長い時間いたような気がする。撮影で使われた『死者の書』も見られたし、これだけでもアメリカに来たかいがあると思った。
ギルマンのスーツアクターに遭遇!
その後もフラフラとあちこちの部屋を覗いていると、わりと良いサイズの部屋があり、そこは半魚人ルームで等身大ギルマン像が置かれていて、その前にスーツアクターを務めたベン・チャップマンさんとヒロイン役のジュリー・アダムスさんがいた。これには超大興奮。
ベン・チャップマンさんの胴回りは当時のギルマンとは程遠かったが、腕や足の感じはギルマンそのもの。じっとベン・チャップマンさんを見ているとギルマンの姿が見えてくる。
お二人は記念写真とサイン会をやっていた。これは絶対にサインを頂かないといけない。そう思った自分は部屋を出て物販ルームに移動しギルマングッズを探した。
色んなグッズが売っていたが、その中で自分が選んだのはギルマンの手踊り人形だ。なぜそれを選んだかというと、怪獣玩具業界でなべやかんは手踊り人形コレクターというのがわりと有名だからだ。
サインを頂くなら手踊り人形が良いと思ったのだ。
ベン・チャップマンさんに近付くと、大きな人だった。この人がギルマンなのかと思うと感激し実際に会えたことが本当に嬉しく感じた。
お二人にサインを頂き、記念撮影。写真を見て改めて感じるのは、後ろにいるギルマンとベン・チャップマンさんの顔が似ている事。そこも含めて素晴らしいと感じる。