「全てが嘘のギャング政権」中国共産党は人類にとって危険だ|スティーブン・バノン

「全てが嘘のギャング政権」中国共産党は人類にとって危険だ|スティーブン・バノン

「中国共産党の言うことは全てが嘘だ。嘘のうえに成り立つ政権。まるで化合物のように、嘘がDNAに浸み込んでいる。中国共産党はギャング政権だ。彼らはギャングのように考え、ギャングのように組織し、ギャングのように統治する」――“影の大統領”と言われた元米大統領首席戦略官が武漢コロナを巡る中国の大嘘を暴くと同時に、「中国の奴隷たちはタダ働きだ」といって中国人労働者を搾取し続けてきた世界の経済人、金融家たちの大罪も厳しく指弾する!


人々が目覚めて、政治家に訴える。人々が動くべきです。我々には投票権があります。民主主義があります。政治家には説明責任があります。  

一人の力は小さいのですが、皆が集まれば大きな力になります。火がつけば世界中に広がっていきます。いつか中国が自由になる時、それは世界が中国を自由にするわけではありません。中国人自身が、悪人たちを倒すでしょう。彼らが投票権を得て、中国のすべての政治家は説明責任を負う。  

欧米にも魔法の解決方法などありません。ローズマリーの本だって抑圧されていたのですから。既得権益層がそれに触れたくなかった。しかしいま、危機が起こっています。状況は変わっています。民主の力で変化を起こすことができるのです。  

一人の力は小さい。だからトランプ大統領は人気があるのです。彼は右派の声を聞く。バーニー・サンダースも、AOC(アレクサンドリア・ オカシオ=コルテス、30歳の女性下院議員)も人気がある。彼らは左派の声を聞く。世界中でこの運動が起こっているのです。  

ブラジルのボルソナロ、イタリアのサルヴィーニ、インドのモディ、日本の安倍、フランスのルペン、英国ブレグジットのナイジェル・ファラージ。なぜか──それは彼らが市民の声を代表しているからです。  

いつか中国が自由になって民主国家になったら、それが万能薬ではないかもしれませんが、中国共産党の奴隷として生きるより数百倍ましです。一市民として、我々は自分の権利のために戦うべきです。それが民主主義の本質です。

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「このウイルスは中国共産党を倒す」この言葉を覚えておいてください

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いま起きていることは、歴史的な危機です。百年後、人々は我々がどう行動したのか振り返るでしょう。  

いま、我々がすべきことは、世界に、金融に、ビジネスに、メディアに、政治に、中国共産党を見るよう要求することです。彼らの本質を見つけるべきです。我々は何年も中国による臓器狩りの問題に目をつぶってきました。チベット仏教徒やダライ・ラマの問題からも目を逸らしてきた。東トルキスタンも、地下カトリック教会も、法輪功の弾圧も。バチカン教会は中国共産党に妥協し、地下カトリック教会を売りました。  

全世界が、全世界の権力者たちが、中国共産党の企みに目をつぶってきた。しかし、もうそれは許されません。このウイルスは全世界に飛び火しています。大金持ちであっても、政治家だろうが、上級役員だろうが、このウイルスは全ての人を襲う。  

中国共産党はいまだに嘘をついている。情報を隠し、行動を起こしていない。彼らは無能で、正しく対処できない。情報を隠蔽し続け、世界に対応させない。そして、この危機を人類全体に押し付けている。  

これまで中国人は、何十年も抑圧されてきました。しかしいま、世界の表舞台に立った。いまがその時期です。「このウイルスは中国共産党を倒す」──どうか私のこの言葉を覚えておいてください。 (初出:月刊『Hanada』2020年5月号・大紀元エポックタイムズ・ジャパン2020年3月7日公開のインタビューを整理、再録しました)

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