マンガでわかるこんなに危ない! ?消費増税
【6月28日発売! ビジネス社 1296円(税込)】
ネットで大反響!漫画『私立Z学園の憂鬱』が完全書籍化!
消費増税反対botちゃんの独占インタビューが実現!
消費増税、あなたはそれでも賛成しますか?
「増税?仕方がないよね」と思っていた
編集部 botちゃんが制作した漫画『私立Z学園の憂鬱』がネットで話題になっています。「消費増税のリスク」という硬派なテーマを選んだのはなぜですか。
botちゃん きっかけは今年の2月でした。知人から突然、別冊クライテリオン「消費増税を凍結せよ」が送られてきたんです。
編集部 なんの前フリもなく、『表現者クライテリオン』(西部邁氏が創刊した『発言者』『表現者』の後継誌)の別冊が送られてきたのですか。
botちゃん そうなんです。しかも送られてきたのは、「増税やむなし」にはこう切り返せという「Q&A」の部分だけでした……(笑)。読んでみたけどまったくわからなかったので、すぐにアマゾンで購入しました。
編集部 消費税についてそれまでは無関心だった?
botちゃん はい。無関心でした。「国の借金もあるし、少子高齢化で社会保障も大変だし、イヤだけど仕方がないか」という認識でした。完全に諦めムードでしたから。
編集部 雑誌を読んでみて、いかがでしたか。
botちゃん 丸ごと読んでも、まったくわからなかった(笑)。でも、編集長である藤井聡さんの消費増税を止めたいという「思い」だけはなぜか伝わってきたんです。
自分になにかできることはないだろうかと考えたときに、「漫画」「全8話」「200ページ」という3つのキーワードがポンとおりてきた。
その日のうちに消費税に関する本をアマゾンで56冊ほど購入しました。最初のうちはよくわからなかったのですが、読んでいるうちに少しずつわかるようになってきた。
編集部 増税肯定派の本も読まれたのですか。
botちゃん どっちが正しいのか、冷静に判断したかったので、何冊か読みましたね。でも、すぐに眠たくなってしまう(笑)。増税反対派の本のなかにも独善的な本、思想が強すぎる本は何冊かありましたが、増税論者の本よりはましでした。
とにかく読みにくい。読めない。理屈をこねくり回した官僚の作文のような本なので。理解してもらおうという気持ちがはじめから欠けているのではないでしょうか。
編集部 にもかかわらず、国民の4割近くが「増税やむなし」の方向へと流されつつあるように感じます。
botちゃん 『Hanada』の読者は流されていないと思いますよ。「小誌は消費増税に反対します!」と先月号の表紙に打ったくらいですから。
花田編集長は怖いものなんかないんでしょうか。