素直に考えれば、このハッシュタグは、日本を戦争する国に変えようとしている自民党を阻止するためには反自民勢力に投票する必要があるという趣旨の印象操作です。
選挙当日の『サンデーモーニング』でも、畠山澄子氏がこの話題を紹介し、私も投票に行って差別と戦争を止めると宣言しました。
畠山澄子氏:もしかしたらご覧になったかもしれないですけれど、いまSNS上で「#ママ戦争止めてくるわ」というのが出て来て、ママ以外にもいろいろな属性の人がここに乗っかって投稿しているというのが出てきていますね。
どの選挙も本質的にはそうなんですけれども、やっぱり今回の選挙においては、憲法とか軍拡とか一つの大きな岐路に立っているなと思います。一つ一つの票の積み上げが、この社会がどうなっていくのか、この国がどうなっていくのかという、それを形作っていく。私たちはこの国の形を決めることができるんだという当たり前をもう一度共有したいと思います。
雪の中ですけれども、私もこの後、投票に行ってきたいと思います。差別と戦争を止めていきたいと思います。
この「#ママ戦争止めてくるわ」が【子供に訴える論証think of the children】という感情に訴える論証であることは先週記事で述べました。
【今週のサンモニ】恐怖を煽る子どもだましの番組|藤原かずえ | Hanadaプラス
https://hanada-plus.jp/articles/1848『Hanada』プラス連載「今週もおかしな報道ばかりをしている『サンデーモーニング』を藤原かずえさんがデータとロジックで滅多斬り」、略して【今週のサンモニ】。
ただし、近年のネットユーザーは、このような甚だしく論理の飛躍がある思わせぶりな印象表現につられることはなく、むしろ【心理的リアクタンス psychological reactance】が作用して嫌悪感をもつケースが多いと考えられます。このハッシュタグは反戦左翼への投票行動に逆効果を与えたようです。
今回の選挙では、世界の現実と乖離した反戦左翼が壊滅的な打撃を受けました。何も争点がないとされた選挙が、実際には空想的平和主義に終焉を告げる歴史的な選挙となったのです。今後、高市政権は、戦争を現実的に止めるために必要な憲法改正の議論を加速することになると考えられます。

