【今週のサンモニ】ノーベル平和賞報道でも本末転倒|藤原かずえ

【今週のサンモニ】ノーベル平和賞報道でも本末転倒|藤原かずえ

『Hanada』プラス連載「今週もおかしな報道ばかりをしている『サンデーモーニング』を藤原かずえさんがデータとロジックで滅多斬り」、略して【今週のサンモニ】。


さて、今週も『サンデーモーニング』は、政府が掲げている議員定数の削減について一方的に批判しました。

「定数削減」迫る時間切れで”成立困難”か 「企業・団体献金」も進まず…【サンデーモーニング】 | TBS NEWS DIG

https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/2346955

高市政権が発足した2か月前、自民・維新が連立合意した際に、一丁目一番地と位置づけた衆議院の定数を1割削減する法案は、成立が困難な状況となっています。2025年8月、企業‧団体献金をめぐって、自⺠と立憲のト…

目加田説子氏:そもそもこの定数削減の問題が浮上してから、OECD諸国の比較のなかでも、日本の議員の数はけっして多くないということがずっと指摘されています。
いろいろな問題が議論されているわけで、一つはコスト面から見ても財政的に削れるのは僅かなものであるということ。一方で国際的にみると、やっぱり議会が弱体化していくことで行政に対する監視という視点からも相応しくないという意見もありますし、女性であったり若者であったり地域であったり専門性の高い人材であったりという多様性が阻害されてしまうのではないか。
50近くを一気になくしてしまうことになれば、代表制の多様性に問題が生じる。さらに、選挙区が広くなるということになれば、政治家と有権者の距離も拡がってしまってなかなか市民や地域の声を政治に届けることも難しくなってしまう。

この目加田氏の指摘は合理的です。

しかしながら、『サンデーモーニング』は、つい最近まで、定数削減の議論が必要であるという立場の急先鋒でした。

〈2025年3月23日放映『サンデーモーニング』〉
寺島実郎氏:今、政治改革ということを本気でするのなら、我々思い出さなきゃいけないのは、民主党政権の時にほぼやることでコミットしていた、議員定数の削減という方向に向けて…本当に政治改革をやるならですよ。
1人の議員に対して、間接直接合わせて2億円かけているわけですよ、税金を。人口が3割減るという流れの中で、例えば3割ぐらい代議士の数を減らすというのが、本当の政治改革ではないか。

膳場貴子氏:立ち返って議論していくことも必要ですね。

関連する投稿


【今週のサンモニ】反撃能力の必要性がわかってはいるのだけれど……|藤原かずえ

【今週のサンモニ】反撃能力の必要性がわかってはいるのだけれど……|藤原かずえ

『Hanada』プラス連載「今週もおかしな報道ばかりをしている『サンデーモーニング』を藤原かずえさんがデータとロジックで滅多斬り」、略して【今週のサンモニ】。


【今週のサンモニ】「経世済民」は民主主義国では使っては駄目な言葉?|藤原かずえ

【今週のサンモニ】「経世済民」は民主主義国では使っては駄目な言葉?|藤原かずえ

『Hanada』プラス連載「今週もおかしな報道ばかりをしている『サンデーモーニング』を藤原かずえさんがデータとロジックで滅多斬り」、略して【今週のサンモニ】。


【今週のサンモニ】米軍危険視は一種の魔女狩り|藤原かずえ

【今週のサンモニ】米軍危険視は一種の魔女狩り|藤原かずえ

『Hanada』プラス連載「今週もおかしな報道ばかりをしている『サンデーモーニング』を藤原かずえさんがデータとロジックで滅多斬り」、略して【今週のサンモニ】。


【今週のサンモニ】異常気象は毎年ある|藤原かずえ

【今週のサンモニ】異常気象は毎年ある|藤原かずえ

『Hanada』プラス連載「今週もおかしな報道ばかりをしている『サンデーモーニング』を藤原かずえさんがデータとロジックで滅多斬り」、略して【今週のサンモニ】。


【今週のサンモニ】失敗に終わった米中首脳会談だが……|藤原かずえ

【今週のサンモニ】失敗に終わった米中首脳会談だが……|藤原かずえ

『Hanada』プラス連載「今週もおかしな報道ばかりをしている『サンデーモーニング』を藤原かずえさんがデータとロジックで滅多斬り」、略して【今週のサンモニ】。


最新の投稿


【読書亡羊】外交はメッセージが9割  大久保泉『知られざるアメリカ外交儀礼』(角川新書)|梶原麻衣子

【読書亡羊】外交はメッセージが9割 大久保泉『知られざるアメリカ外交儀礼』(角川新書)|梶原麻衣子

その昔、読書にかまけて羊を逃がしたものがいるという。転じて「読書亡羊」は「重要なことを忘れて、他のことに夢中になること」を指す四字熟語になった。だが時に仕事を放り出してでも、読むべき本がある。元月刊『Hanada』編集部員のライター・梶原がお送りする時事書評!


【今週のサンモニ】反撃能力の必要性がわかってはいるのだけれど……|藤原かずえ

【今週のサンモニ】反撃能力の必要性がわかってはいるのだけれど……|藤原かずえ

『Hanada』プラス連載「今週もおかしな報道ばかりをしている『サンデーモーニング』を藤原かずえさんがデータとロジックで滅多斬り」、略して【今週のサンモニ】。


【今週のサンモニ】「経世済民」は民主主義国では使っては駄目な言葉?|藤原かずえ

【今週のサンモニ】「経世済民」は民主主義国では使っては駄目な言葉?|藤原かずえ

『Hanada』プラス連載「今週もおかしな報道ばかりをしている『サンデーモーニング』を藤原かずえさんがデータとロジックで滅多斬り」、略して【今週のサンモニ】。


【読書亡羊】政治が「稼げるコンテンツ化」する時代への処方箋とは  木下健、オフェル・フェルドマン『令和日本の政治は「感情」で動く』(ミネルヴァ書房)|梶原麻衣子

【読書亡羊】政治が「稼げるコンテンツ化」する時代への処方箋とは 木下健、オフェル・フェルドマン『令和日本の政治は「感情」で動く』(ミネルヴァ書房)|梶原麻衣子

その昔、読書にかまけて羊を逃がしたものがいるという。転じて「読書亡羊」は「重要なことを忘れて、他のことに夢中になること」を指す四字熟語になった。だが時に仕事を放り出してでも、読むべき本がある。元月刊『Hanada』編集部員のライター・梶原がお送りする時事書評!


【今週のサンモニ】米軍危険視は一種の魔女狩り|藤原かずえ

【今週のサンモニ】米軍危険視は一種の魔女狩り|藤原かずえ

『Hanada』プラス連載「今週もおかしな報道ばかりをしている『サンデーモーニング』を藤原かずえさんがデータとロジックで滅多斬り」、略して【今週のサンモニ】。