そんななか、この『サンデーモーニング』の報道は、マチャド氏の受賞をディスカウントする印象操作に他なりません。
『サンデーモーニング』は、米軍の攻撃に反対を表明しなかったという理由でマチャド氏の受賞を否定する親政府デモ参加者の意見を一方的に取り上げました。
もちろん、専制覇権国家における親政府デモの参加者の声に信憑性はありません。それを根拠に「波紋が広がっている」とするのは報道番組として変更が問われるかと思います。
そもそも民主主義国家の米国と専制国家のベネズエラでは、民主主義のレベルに大きな違いがあります。その違いを完全に無視してマチャド氏を貶めるのは、「民主主義の敵」「専制国家の味方」と言われても仕方がない行為と考えます。
米国の攻撃には賛否が分かれるところですが、これはあくまでも米国とベネズエラの間の問題であり、マチャド氏の平和賞選出の理由とは無関係です。
【分析】米軍の「麻薬船」攻撃で物議、トランプ政権に対する重大な六つの疑問
https://www.cnn.co.jp/usa/35241144.htmlトランプ米大統領とその支持者らは、数日にわたって民主党議員6人を厳しく非難した。議員らが米軍に対し、違法の可能性がある政権からの命令には従わないよう、動画を通じて促したことが理由だ。
膳場貴子氏:一部からは受賞に関して疑問の声が上がっている今回の平和賞ですけれども
藪中三十二氏:マチャド氏がノーベル平和賞を貰ったのは良かったのですが、皮肉なことにそれをサポートしているのは、民主主義を壊しているといわれているトランプ氏。
目加田説子氏:マチャド氏がノーベル平和賞を受賞したことは米国の利害と一致している。皮肉なことだと思う。
結局、『サンデーモーニング』は、敵視しているトランプ氏の批判に終始し、身の危険を顧みずに自由と民主主義のために専制的な政府と戦っているマチャド氏の受賞に疑問を投げかけるという本末転倒の報道を行っているのです。

