加藤登紀子氏:高市氏にあらためて言いたいですね。野田氏は「事実上発言を撤回をしたと受け取る」と言ったが、そういうふうに聞こえてないわけで、高市氏にもう一度あらためて撤回して欲しいですね。
これも本当に無責任で意味不明なコメントです。
まず高市総理は、台湾有事において中国が米国に武力行使を行った場合に存立危機事態になる可能性があると言っているのであって、台湾有事になったら中国と戦争を始めると言っているわけではありません。米国への武力行使は存立危機事態の必要条件であるので、「存立危機事態になる可能性がある」という趣旨の発言を高市総理が撤回するのは不合理です。
もしも撤回すれば、安保法制は無力化され、日本国民は大きな危険に晒されることになります。
問題は、中共と日本メディアの意図的な発言の誤解釈にあります。
加藤登紀子氏:防衛費を物凄く増強させて、そして小泉氏が与那国島に行っているみたいな。私も高市氏が総裁に選ばれた日に沖縄にいたが、やはり沖縄の人たちは離島に基地が作られているということに物凄く危機感を持っている。
日本が防衛を増強することは、逆に日本がやる気だということは、日本を攻撃目標にしてもいいよということを言っているような結果になるので非常に危機を煽る状況が既にあります。それを本気でやるという姿勢を高市氏が示したということだ。
ちょっと早く撤回して欲しい。
日本が防衛費を増強するのは、国を防衛するためであって、戦争をやるためではありません。そもそも日本は憲法九条があるので戦争はできません。加藤氏は憲法九条の存在を知らないのでしょうか。
また、日本が防衛費を増強するのは、中共をはじめとする日本を取り巻く覇権国が攻撃力を増強しているからです。誇大妄想するのは加藤氏の自由ですが、その内容を公共の電波を使って流布するのは、厳に慎んでいただきたく思います。
(毎日新聞より引用)

