膳場貴子氏:まずは集団的自衛権を見ていきたいのですけれども、日本と密接な関係にある他国が武力攻撃され、日本の存立が脅かされる明白な危険があるとき、これを存立危機事態としているわけです(2015年9月14日放映『NEWS23』)。
そもそも膳場氏は、何度も岸井成格氏から、際限なくいつでもどこでも米軍といっしょに武力行使ができるようになる法案であると番組で詳しく教えられてきました。
(2015年3月18日放映『NEWS23』)
岸井成格氏:この安全政策の本当の問題というのは、自衛隊がいつでもどこでも海外で、場合によっては戦闘地域で武力行使ができる。そういう可能性も否定していないということなんですよ。
(2015年5月4日放映『NEWS23』)
岸井成格氏:この「事態」という言葉ですね。法案の名前にもありますけれども、法案の中身にはいろいろなところにいろいろな○○事態、○○事態と。これね、どんなに専門的知識を持っていたり、経験のある人でもなかなか具体的イメージがわきにくい問題なんですよね。結論から言いますと、今回の法制によって、地域や時間の制約、あるいは国連の決議の制約などを全部外してしまったんですよね。つまり、いつでもどこへでも米軍などのいるところへ自衛隊が出せるようになると、こういうことなんですよね。
(2015年7月14日放映『NEWS23』)
岸井成格氏:何といっても今度の安保法制の狙いは、米軍が関わっている紛争地や戦場にいつでもどこへでも自衛隊を派遣できるようにする。少なくとも、そこに道を開くというものだと。そこをはっきりさせていないんですよね。
(2015年7月23日放映『NEWS23』)
岸井成格氏:それからもう一つ大きいのは、自衛隊をいつでもどこへでも出せる法制だと、これが最大の目的だということ、これをきちんと説明すべきなんですよね。
(2015年9月17日放映『NEWS23』)
岸井成格氏:つまり何かというと、アメリカ軍にいつでもどこでも地球上で自衛隊が協力してくれるということですから、こんなにアメリカにとって嬉しいことはないですね。
当時の『NEWS23』は本当にひどい洗脳番組でした(笑)。


