この発言はまったく意味不明です。高市氏は過去に「存立危機事態になるかもしれない」という可能性を発言したのであって「存立危機事態になる」と発言したわけではありません。
この違いが理解できないようでは国会議員の資格はありません。存立危機事態の可能性を考えるのは政治家の使命です。
膳場貴子氏:「どう考えても存立危機事態になり得るケース」という答えが出たとき、予想外のことが返ってきた?
岡田議員:びっくりした、ちょっとまずいなと。(限定的とは)逆に答えちゃったので、対外的にいろんな影響が及ぶだろうと。(中略)
戦争が始まるわけです。存立危機事態認定は、自衛隊が、内閣総理大臣の命令によって、武力行使することですから。そんなこと極力避けなければいけないのが、政治家の責任。
びっくりするのは岡田氏のこの発言です。
高市氏は「どう考えても存立危機事態になり得るケース」と言っているのであって「どう考えても存立危機事態になるケース」と言っているのではありません。法に則った発言なので何も問題はありません。この発言を問題視する方が問題です。
膳場貴子氏:総理大臣が存立危機事態を認定するということは、すなわち日本が戦争をすることなんだという法律上の建て付け、実は私自身も今回初めて理解したんですけれども。
この発言にもびっくりです。
2015年当時、TBSテレビ『NEWS23』の司会を務めていた膳場貴子氏は、安保法制をシリーズで41回にわたり報じており(笑)、存立危機事態についても何度も報じて批判していました。当時、存立危機事態について理解もせずに批判していたのでしょうか。
当時、膳場貴子氏は次のように報じています。


