談話の中の「反省」と「お詫び」
さて、日本政府は、戦後50年・戦後60年・戦後70年の終戦記念日に首相が不戦を誓う談話を発表してきました。
このうち戦後50年と戦後60年は、首相が気持ちを表明するにあたって「反省」「お詫び」という言葉を使って謝罪すると同時に、戦争の犠牲者に対して哀悼の念を表しました。
村山富市首相(戦後50年):私は、未来に誤ち無からしめんとするが故に、疑うべくもないこの歴史の事実を謙虚に受け止め、ここにあらためて痛切な反省の意を表し、心からのお詫びの気持ちを表明いたします。また、この歴史がもたらした内外すべての犠牲者に深い哀悼の念を捧げます。
小泉純一郎首相(戦後60年):こうした歴史の事実を謙虚に受け止め、改めて痛切な反省と心からのお詫びの気持ちを表明するとともに、先の大戦における内外のすべての犠牲者に謹んで哀悼の意を表します。
一方、戦後70年では、首相が気持ちを表明するにあたって、戦争の犠牲者に対して哀悼の念を表した上で、戦争の事実に対して断腸の念を表しました。