膳場貴子氏:「風をよむ」です。国連が定めたSDGs=持続可能な開発目標では、「陸の豊かさを守ろう」として、森林の保全や回復を訴えています。日本の「公害」の原点ともいえる場所での、森の再生の取り組みを取材しました。
膳場貴子氏:今から140年前の明治20年頃。足尾銅山では、当時の最先端技術を導入し、積極的な銅の採掘・製錬を行っていました。ところが、亜硫酸ガスの煙害で、山の木々が枯れていきます。
しかし、それから100年以上経っても痛ましい「公害」の跡は残ります。現在も、閉じた鉱山や廃棄物の堆積場などから出る水の浄化処理や、下流域で水質のモニタリングが続けられています。
一方で、煙害によって消失した森林面積は、2400ヘクタールにおよび、山手線内側のおよそ4割に達します。(中略)
森を再生する懸命の試み。その一方で、今、日本各地で進む森の破壊。その影響はさまざまなところにあらわれています。過剰な伐採などで、森の機能が弱まって招く「土砂崩れ」、人の手が入らず放置された森に広がる「山火事」、森につながる里山の荒廃で、人里にクマが出没するなどの「獣害」しかし、森の再生には途方もない時間と労力が必要です。
20年かけて「森びとプロジェクト」が再生した面積は、わずか5.6ヘクタール。
膳場氏は他人事のように森林破壊を問題視していますが、現在日本で進行している最大の森林破壊は再エネ開発によるものです。その総面積は2022年5月の時点で23,000ヘクタールに及びます。

メガソーラーがもたらす環境破壊と再生可能エネルギーの未来 - アイナビポータル
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