国保料88万円を下げる方法
その突きつけられた国保料88万円をどうしたか。実は所得によって保険料が変わらない「職業別の国保(国保組合)」に加入し、年度途中から大幅に国保料が減額され、年間44万円になった。
これについて詳しくは本書をご覧いただきたいが、だがこれも3年前と比べて24年度は12万円も上がり、同条件で年間56万円になった。国保料は年々上昇している。上限額は3年連続の値上がりだ。インターネットで国保料を安くするための記事を執筆すると、100万PVを超えるほど多くの人がアクセスしてくれた。
皆、困っているのだろう。
そこで本書ではわかりやすく、「国保料を下げる方法」を紹介する。これは私自身が困って公的医療保険の仕組みを勉強し、専門家らに取材して歩き、3年を経てようやくたどり着いた「結論」でもある。国保に加入する前に、もちろん加入してからであっても知ってほしい。
1978年生まれ。「サンデー毎日」記者を経て2018年にフリーランスに。日本文藝家協会会員。著書に『救急車が来なくなる日ーー医療崩壊と再生への道』(NHK出版新書)、『潜入・ゴミ屋敷』『実録・家で死ぬ』(ともに中公新書ラクレ)、『老けない最強食』(文春新書)など、新著に『国民健康保険料が高すぎる!保険料を下げる10のこと』(中公新書ラクレ)がある。