やっと政策に触れて批判した『サンデーモーニング』ですが、その批判の対象は、政策そのものではなく、茂木氏の人格です。国民にとっては何の意味もない批判です。
しかも、そのことをもって自民党の総裁選を「選挙目当てで迷走しかねない」と論拠薄弱に非難したことには、番組制作者の強い悪意を感じます。
相変わらずの寺島実郎氏の禅問答
<スタジオトーク>
膳場貴子氏:政策論争を期待したいところですね。
政策論争は、既に始まっており、出馬会見でかなり詳細に語られていますが、その内容を適正に報じることなく、候補者の野球や音楽や料理を紹介するVTRを制作しているのが『サンデーモーニング』です。ジャーナリズムが聞いて呆れます。
寺島実郎氏:与野党を超えて日本を担うリーダーを自負する人たちは、自問自答して答えてくれなければ困る。何かと言うと、21世紀の日本を一体どういう国にしたいのか。リーダーというのは構想力だ。どういう構想をもって日本を引っ張ろうとしているのか。
例えば、わかりやすく言うと、テーマを2つに絞って言うと、外交とか国際関係について言ったら、東アジアの平和構築に対して、一体日本がどうやって主体的に関わる構想を持っているのか。わかりやすい質問で言うと、2045年に日本が戦争に負けて100年になる。100年経っても日本に米軍基地は今のままあるのかという質問に対してどう答えるのか。