投票行動を見る限り、蓮舫氏が男性に嫌われているような傾向はありません。むしろ男性に人気がないのは小池百合子氏、女性に人気がないのは石丸氏です。
都知事選を通してのSNSやニュースサイトのコメント欄における蓮舫氏に対する批判は、脱法的な選挙運動・信憑性のない政策・他候補に対する人格攻撃・支援者の暴走の放置といった根拠に基づくものです。
さらに言えば、石丸氏の強い言葉も批判されていますし、蓮舫氏の強い言葉もウケています。
このような状況において、女性差別やミソジニーを蓮舫氏批判の要因とすることは、明らかな男性差別です。
あえて言えば、女性運動家が根拠なく女性差別・蔑視を根拠にして、特定の女性を無理やり擁護・称賛することこそ、女性差別・蔑視の元凶であり、一般女性にとっては本当に迷惑なことです。
沖縄は捨て石?
また、『サンデーモーニング』が旧態依然として繰り返しているのが、大衆を感情で操作する不合理な報道です。
膳場貴子氏:進む自衛隊の南西シフト、今年3月、沖縄本島で初めてうるま市に地対艦ミサイル部隊が配備されたのです。
膳場貴子氏(VTR):地域住民には十分な説明があったのでしょうか?
地域住民(VTR):いや、まったくないですね。無視されていました。
膳場貴子氏:今回配備されたのは12式地対艦誘導弾、射程200kmほどですが、将来的には中国本土も射程に入る1000kmに伸ばし、反撃能力として活用される可能性が指摘されています。
地域住民(VTR):真っ先にやられるのは沖縄。また捨て石にされる。沖縄が犠牲にされる。
論理的に言えば、真っ先にやられる場所に対して部隊を配備しない状態こそが捨て石の状態に他なりません。
実際、大東亜戦争時の沖縄がその状態にありました。沖縄戦の悲劇の素因は、日本の他地域から沖縄への軍隊の派遣や物資の供給が米軍によって阻止されたことです。
私事で言えば、戦時中に沖縄救援に向かうため祖父が乗っていた船も米軍の攻撃で沈没しました。紛れもない事実として、大東亜戦争では、沖縄県民以外の多くの人が沖縄県民を救援するために戦死しましたが、今では戦後教育を受けた一部沖縄県民から「なかったこと」にされているのです。
沖縄の基地問題では、左翼政治家・マスメディア・活動家が、美辞麗句を不当に振りかざすことで不合理な罪悪感を大衆に与えて操作する【感情的恐喝 emotional blackmail】を繰り返してきましたが、実際には自衛隊が沖縄でin situに機能することは、沖縄県民の安全に大きな利益をもたらします。
『サンデーモーニング』が、歪曲された戦後教育で実際の戦況を把握していない一部住民へのインタヴューを根拠に、自衛隊の配備に対して感情的に反対することは、沖縄県民の安全を低下させ、傍若無人な覇権国家の戦略に寄与する極めて無責任な行為です。そもそも中距離ミサイルによる核攻撃が可能な状況では、横須賀の住民も厚木の住民も福生の住民も沖縄と同様の脅威に晒されていることも忘れてはなりません。
6月16日の沖縄県議選でオール沖縄は惨敗しました。既に多くの沖縄県民は左翼の呪縛から解放されています。『サンデーモーニング』の欺瞞に気付くのも時間の問題であると考えられます。