結局米国も、政策とは無関係な下らないところばかりに着目して、印象で大統領を品定めしていることがわかります(笑)。『サンデーモーニング』と同レベルでは、世界もよくならないはずです。
孫正義の大演説
円安の話題をめぐっては次のようなスタジオトークが展開されました。
膳場貴子氏:なんでこの30年間、この国内から新しい産業が世界に向けて生まれてこなかったんでしょうか。
孫正義氏:日本でバブルがはじけました。それで羹(あつもの)に懲りて、保守的(リスクオフ)な経営が日本の主流になった。インターネットだとかが出てきた時に「これはまがい物だ」と言い過ぎた。「若い者は何を言っているんだ」みたいな感じで叩いて、昔の重厚長大の大経営者とかメディアも含めて、新しいものを低く見過ぎた。それで若者は萎縮しちゃった。大企業も半導体の設備投資を萎縮した。これが構造問題だ。もう1回立ち直すためには、最先端の技術を真正面から取り組まなければいけない。
インターネット社会を敵視すると同時に、新しい技術の出現を「軍事転用される」などと危険視してきた『サンデーモーニング』はまさにその典型ですね(笑)。
AIをめぐる企業の取り組みについての話題では、孫正義氏の独壇場であり、長尺で力強く話し続けました。冗長なので重要部分を要約すると次の通りです。