終活を本気でする場合、どこからおこなうかも問題だ。コレクションの核になる部分は絶対に崩せない。別にコレクターを辞めるわけではないから。コレクションは死ぬまで続けるしまだまだ手に入れないといけない物だって沢山あるしね。
絶対に必要ない物を売っていく事になるのだが、それはどういったものかと言うと、とりあえず展示イベントや資料貸しやテレビ&雑誌取材に使わない物になる。
これらはさほど値段にならないが、無くなればスペースが出来るので別のコレクションが置けるかもしれない。
現在のコレクションは手付かずで茫々になった盆栽みたいなものだからちゃんと綺麗に整えないといけない時期に入ったのも事実だ。いらない物を売って軍資金が出来れば核になる部分のコレクション強化資金にもなる。
最近、コレクションの師匠と電話でゆっくり話をしたのだが、我々が集めている怪獣映画の台本ですらお互いのコレクションを合体させてもコンプリートには程遠い事がわかったので落胆したばかりだ。40年以上コレクターをやっているのに、まだ見た事が無い物があるのだから本当に嫌になる。コレクターの世界って本当に恐ろしい。
屋根裏部屋も納戸もサービスルームも物でいっぱい。
段ボールに詰まったコレクションの山。
恐ろしいついでに、なぜ物が増え続けるのかって事も書いておこう。本当に欲しい物、集めている物が全て簡単に手に入りコンプリート出来たら、増える量も決まってくると思うのだが、現実問題そう簡単に行かないので他の物に目が行ったり、関連性を求めて行ったりしてメインが手に入らない間はそちらで気を紛らわせていく感じ。
だから以前自分が書いた本のタイトルが『コレクターという病』だったのだ。ギャンブルで多額の借金を作った水原一平氏をとやかく言えないよ。
自分だってコレクション依存症みたいなものなのだから。そんな病におかされた物が段ボールに入れられて積み上げられている。
テレビ、雑誌、SNSで皆さんに見せている第一コレクションルームにも無数のグッズが詰まっていて皆さんを毎度驚かせているが、見せてない物の物量はその10倍ある事も知ってもらいたい。だから終活をしないとって思うのだ。
全体の3割くらいまで減らす目的で今年から進めよう。そして核になる部分を1割増やせれば最高!
悲しい終活でなく楽しい終活をこの3年で行いたいと思う。でも本心は終活前に全コレクションを展示するかコレクション本にしたいけどね。イベンターの方、出版社の方、ご興味あればお声がけ下さい。
物量だけは凄いですから。町おこし、村おこしに『なべやかんミュージアム』なんていかがでしょう?
絶対楽しい空間になりますよ~。
映画プロップ類は海外オークション会社行きかな?(まだまだ先ですが)