【今週のサンモニ】偏向キャスティングで盲点を見抜けない|藤原かずえ

【今週のサンモニ】偏向キャスティングで盲点を見抜けない|藤原かずえ

『Hanada』プラス連載「今週もおかしな報道ばかりをしている『サンデーモーニング』を藤原かずえさんがデータとロジックで滅多斬り」、略して【今週のサンモニ】。今週はいつも以上にディープな左翼コメンテーターがそろってお届けしました。


上川外相、棄権は「総合的判断」 国連総会の休戦決議案:東京新聞 TOKYO Web

https://www.tokyo-np.co.jp/article/286637

上川陽子外相は28日、国連総会が緊急特別会合で採択したイスラエル軍とイスラム組織ハマスに「人道的休戦」を求める決議案を日本が棄権したこ...

結局、『サンデーモーニング』のコメンテーターは、決議案の内容を見誤って、カナダ案反対&ヨルダン案賛成という選択を正義とし、カナダ案賛成&ヨルダン案棄権という選択を非難しました。

これらの番組コメンテーターの発言は、まさに冒頭で述べた通り、多様性が欠如した画一的な集団が、木を見て森を見ずに、自らの盲点を見抜けなかった典型的な例であると言えます。

主張が常に一致して互いに反論することがないエコーチェンバーは、自説の死角を補うことができないばかりか、自分を正義と確信し、日本政府の主張に対して聞く耳を持たず、最終的には日本政府を人格攻撃したのです。

結局、左翼パシフィズムを異様に偏重する時代錯誤のキャスティングを改善しない限り、この番組はますます社会から取り残されていくものと考えられます。

藤原かずえ | Hanadaプラス

https://hanada-plus.jp/articles/234

個人ブログ「マスメディア報道のメソドロジー」にて、論理学や心理学の定義に基づいた、メディアの報道・政治家の議論における論理的誤謬などの問題点を指摘。「ひるおび」「報道ステーション」「NEWS23」「サンデーモーニング」などの具体的な放送内容や議員の答弁、記者の発言などを例示しての論理的な分析が話題を呼んでいる。記事の一部を言論プラットフォーム「アゴラ」にも転載中。

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