映像編集で印象付け
番組は、記者会見の映像クリップを編集して、東山氏が性加害の事実を完全に認識していたにも拘らず嘘をついている」ことを印象付ける映像シークエンスを作成します。
アナウンサー:所属タレントの間でも噂になっていた性加害。40年以上にわたり所属してきた東山氏はどこまで知っていたのでしょうか。
東山紀之社長(VTR):恥ずかしながら何もできず、何の行動もしていなかった。ただ噂としてはもちろん聞いていた。私自身は被害を受けたことがなく、受けている現場に立ち会ったこともなく、先輩たちからも後輩たちからも相談もなかった。
アナウンサー:そう語っていた東山氏、会見を見ていた当事者の会のメンバーからは…
平本淳也氏(VTR):残念だね。
石丸志門氏(VTR):東山紀之氏の発言は真実性に欠けると思う。本当のことを語っているのか。大いにこれから追及して行きたい。
アナウンサー:さらに会見ではかつてジャニーズJr.だった男性の暴露本についても話が及びました。その中で、男性は東山氏からセクハラ行為を受けていたと証言しています。
東山紀之社長(VTR):僕はしたことがないです。
アナウンサー:この点についてはきっぱりと否定した東山氏、しかし別の記者から強く問われると…
事実がどうであるかにかかわらず、この映像シークエンスを見れば、多くの人は性加害を隠蔽したのはジャニーズ事務所であると認識するものと推察されます。さらに番組は畳みかけます。
アナウンサー:性加害が報道されなかった背景とされるジャニーズ側の無言の圧力とメディア側の忖度についても話が及びました。
東山紀之社長(VTR):やはり喜多川氏、そしてうちの事務所が全て悪いのだと思います。
アナウンサー:さらにタレントの出演拒否などで長年メディアに圧力をかけてきたのでは?などと問われると…
東山紀之社長(VTR):やはり時代と共にこういうものは進化して行かなければいけないですし、メディアの皆さんとの向き合い方というのは、きちっと話し合いをしていくことが大事になっていく。
記者:忖度・圧力は必要ないとうふうにもう1回お願いします。明言して下さい。
東山社長:必要ないと思っています。