ひどいミスリードが3つもある
サンモニ・アナウンサー:一方で解散風が大きく吹き荒れたことによって得たものがありました。最重要法案と位置付けていた防衛費の財源確保法案が混乱なく採決が行われ成立。解散を恐れた野党側が審議での抵抗を封じられた形です。
何を勘違いしているのかわかりませんが、もし野党が解散を恐れて審議で抵抗しなくなるのであれば、それは野党の問題であって与党の問題ではありません。
サンモニ・アナウンサー:会期末の解散風の中、成立したのはLGBT理解増進法。当事者の人たちが求めた差別禁止を定めることなく、自民や維新など賛成多数で成立しました。しかし衆議院での採決直前、法案を批判していた高鳥議員(自民)は腹痛を理由に途中退席、およそ10分間トイレにこもり、採決に参加しなかったのです。
この説明にはひどいミスリードが3つあります。まず、LGBT理解増進法が成立したのは「解散なし」の表明の後です。解散風とは関係ありません。
また、差別禁止を求めたのは「一部の当事者とその支援団体」であって、差別禁止に反対している当事者も多く存在します。彼らの存在はネットではよく知られていますが、テレビでは報道されません。なぜなら差別禁止に反対するLGBTは、ジャニーズの性被害者と同様、テレビの論調には不都合な存在であるからです。