当て推量で大騒ぎ、そして逆ギレ
当然のことながら、このような首相の表情を根拠とした推測は、ジャーナリズムとは程遠い根拠薄弱な当て推量です。会期末まで1週間も待てば確定することを無理に先読みして政治と社会に混乱を招いたのは、以上のようなジャーナリズムごっこをしている商売人たちです。
そして、この「メディアが勝手に大騒ぎした」ことを「岸田首相に振り回された」とあたかも被害者であるかのように逆ギレしたのが今週のサンモニです。
サンモニ・アナウンサー:ところが、急転直下、岸田首相は自ら解散を打ち消したのです。意味深な表情で解散風を加速させた会見から2日、何があったのか。
星浩氏:「解散なし」というのは、火曜日の時点で岸田氏の頭の中で決めていたけれどもそれを誤魔化したんだと思う。「解散なし」というのが、直接伝わるのもどうかと思ってニヤけてみたりした。
サンモニは、首相がニヤけたことを根拠に「首相は解散風を吹かせた」と非難し、首相が解散を打ち消すと「首相はニヤけてごまかした」と非難しました。
つまり「メディアが岸田首相の表情から勝手に解散を妄想した」ことを「岸田首相が意図的にニヤけてメディアを誤魔化した」ことにしたのです。これは無理やりの印象操作に他なりません。サンモニはさらに支離滅裂な主張を続けます。
これが「意味深な笑み」?