團十郎の先行きが思いやられる|花田編集長の「プチ暴論」第61回

團十郎の先行きが思いやられる|花田編集長の「プチ暴論」第61回

今月も歌舞伎座は13代目市川團十郎白猿襲名披露公演。誰も書かないから書くが……


松竹もだらしない

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今月も歌舞伎座は13代目市川團十郎白猿襲名披露公演。誰も書かないから書くが、「毛抜」、これはひどい。呆れた。いくらなんでも、新之助に粂寺弾正は無理だろう。子供の学芸会じゃないんだから。共演の役者が気の毒。
今から、こんな横車を押すようでは、團十郎の先行きが思いやられる。
こんなことを認める松竹もだらしない。

著者略歴

花田紀凱

https://hanada-plus.jp/articles/183

月刊『Hanada』編集長。1942年、東京生まれ。66年、文藝春秋入社。88年、『週刊文春』編集長に就任。部数を51万部から76万部に伸ばして総合週刊誌のトップに。94年、『マルコポーロ』編集長に就任。低迷していた同誌部数を5倍に伸ばしたが、95年、記事が問題となり辞任、1年後に退社。以後『uno!』『メンズウォーカー』『編集会議』『WiLL』などの編集長を歴任。2016年4月より現職。

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