谷口真由美氏:私も論点のすり替えに見えたのですけれども、維新はこの数回の選挙の中で、自民党の政治と金について、ものすごく厳しく批判をしていた。それがいつの間に、議員定数削減の話。そちら(政治と金)を要求するのではなくてということになった
もう一度言いますが、自民と維新は、妥結不可能な「企業団体献金禁止」を棚上げにして、妥結不可能な「議員定数削減」を目指すのであって、そこに論点のすり替えはありません。
日本の国会議員は多くない
ところで、これを「論点のすり替え」と批判している人には、共通点があります。それは「企業団体献金禁止」には賛成で、「議員定数削減」には反対であるということです。
谷口真由美氏:議員定数の削減って、皆さん一見、「身を切る改革」という維新のキャッチフレーズがありますけれども、良いことのように思ってしまうかもしれない。「たくさんいるから減らした方がいいじゃないか」「数減らしたらお金安なるやん」って思っているかもしれないですけれど、議員というのは国民の代表なので、特に少数の意見を反映するということが凄く大事になってくる。けっして日本の国会議員は多いわけではないんですよね。