安田菜津紀氏:どんな相手でも人命を奪ってはならないということは大前提として、何か事件を犯した人物の属性だったり、政治的傾向が断片的に報じられると、同じような人々と見なされた集団が大きな主語でごそっと括られて攻撃を受けることが繰り返されている。
安田氏を含む『サンデーモーニング』は、一部の自民党議員の政治資金不記載や統一教会会合への出席を断片的に報じて、自民党議員を大きな主語でごそっと括って攻撃を繰り返しました。自分たちを棚に上げて他者を非難するのはどうかと思います。
安田菜津紀氏:トランプ氏はむしろそれを扇動して、今は気に食わないメディアに堂々と圧力をかけている状況です。
ただ、日本の中でも何か大きな事件が起きると、マイノリティに矛先を向けたデマだったり、ヘイトが横行しますし、かつての総務大臣が電波停止の可能性に言及したこともあるので、これはけっして日本から遠い問題と片づけられるものではないと同時に思う。
安田氏はこの問題を利用して唐突に高市氏(当時の総務大臣)を非難しています。トランプ氏と同じことをやっています。
こんなコメントを許容する『サンデーモーニング』は恥を知るべきです。

個人ブログ「マスメディア報道のメソドロジー」にて、論理学や心理学の定義に基づいた、メディアの報道・政治家の議論における論理的誤謬などの問題点を指摘。「ひるおび」「報道ステーション」「NEWS23」「サンデーモーニング」などの具体的な放送内容や議員の答弁、記者の発言などを例示しての論理的な分析が話題を呼んでいる。記事の一部を言論プラットフォーム「アゴラ」にも転載中。