身内には優しく他人には厳しい
ここで、今回の青木氏の謝罪に戻ります。青木氏は原稿を読みながら謝罪の後半に弁解を始めます。
青木理氏:あの発言は、元々は誰かを傷つけたりとか、差別をする意図はなかったつもりなんですが、まぁ不適切だったものですから、まぁ、あらためて本当に、何というんですかね、今後発言には一層気をつけて、皆さんのお役に立つ情報、あるいは意見を伝えていきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。
膳場貴子氏:はい、今後も注意して参りましょう。
例えば、前出の森会長など、他人の発言に対しては差別の意図があると判定し、自分の発言に対しては差別の意図がないと弁解するのは、アンフェアという他ありません。そもそも、「発言には一層気をつけて」というのは、無自覚の差別意識の存在を認めている発言です。
また、「今後も注意して参りましょう」と発言した膳場氏も軽すぎます。
5月に膳場氏は、ひめゆりの塔に記された内容の説明を歴史の書き換えと主張して批判を浴びた西田氏の同種の謝罪に対しては「本音が透けて見えた気がした」と一刀両断しました。

サンモニ膳場貴子、西田昌司氏の“ある発言”に注目「本音が透けて見えた気がした」と指摘 - 社会 : 日刊スポーツ
https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202505110000433.html元NHKのフリーアナウンサー膳場貴子(50)が11日、キャスターを務めるTBS系「サンデーモーニング」(日曜午前8時)に出演し、「ひめゆりの塔」(沖縄県糸満市… - 日刊スポーツ新聞社のニュースサイト、ニッカンスポーツ・コム(nikkansports.com)