青木理氏(2017年1月20日『現代ビジネス』):恐ろしくつまらない男だった。少なくとも、ノンフィクションライターの琴線をくすぐるようなエピソードはほとんど持ち合わせていない男だった。あえて評するなら、ごくごく育ちのいいおぼっちゃまにすぎなかった。言葉を変えるなら、内側から溢れ出るような志を抱いて政治を目指した男ではまったくない。基礎的な教養の面でも、政治思想の面でも、政治的な幅の広さや眼力の面でも、実際は相当な劣化コピーと評するほかはない。
個人に対して主観的な悪評価を並べた上で「劣化コピー」などという誹謗表現を使うのは常軌を逸しています。
なお、青木氏は謝罪中に何度も机の上の原稿に目を向けましたが、過去に『サンデーモーニング』は、会見で原稿を読む人物をことごとく非難してきました。青木氏もその一人です。
青木理氏(2020年4月12日「補償なき休業 6兆円超の現金給付に…」):総理は記者会見でプロンプターを丸読みしていて官僚の言葉を読んでいるだけ。これはいい加減やめて欲しい。
会見で自らの主張を正確に伝えるためには、原稿を読むのが合理的です。しかしながら『サンデーモーニング』の常識によれば、特に謝罪会見において、カンペを見るのは許し難い倫理違反と見なされるのです。
青木氏は自らその倫理違反を犯したといえます。