そもそもコメの食糧安全保障対策が高額関税というのでは持続不可能です。国内事情で生産量が減少すれば、供給不足と価格上昇が自ずと発生し、安全保障にならないからです。
この危機を乗り越えるのに必要な政策は、主業農家の大規模化促進による生産性向上と輸出入の自由化による国際ネットワークの強化です。
このコメ増産と輸入拡大の動きに警戒しているのが、大票田である零細兼業農家を守りたい自民党の農水族です。

コメ増産や輸入拡大…自民農林族が政策大転換を警戒「まずは小泉氏のお手並み拝見だ」
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20250526-OYT1T50171/【読売新聞】 石破首相と小泉農相が政府備蓄米の随意契約によるコメ価格抑制に乗り出したことを巡り、国内コメ農家の保護を重視する自民党農林族はコメの増産や輸入拡大など、コメ政策の大転換につながることに警戒感を強めている。 党農林族の重鎮
自民党が国民本位で農業政策を転換するのか、それとも零細兼業農家の票欲しさに現状を維持するのか、非常にわかりやすい構図です。
珍しく?常識的な松原コメント
さて、スタジオトークでは、松原氏が極めて常識的な正論を展開しました。