確かに、『サンデーモーニング』が主張するように、SNSでは、インプレッションを得るための過激な投稿が少なくありません。デマを厭わず、論理的な根拠もなく、勇ましい言葉で「すべき」「すべきでない」を唱えるインフルエンサーに信者が集まり、エコーチェンバーを形成するというパターンもよく認められます。
青木理氏:スポーツ紙なんて、この番組もそうだが、こたつ記事で誰それがこう言ったということでアクセスを稼いでいる。
それを言うなら、ヒステリックなコメンテーターがスケープゴートを過激に人格攻撃するといった【イエロー・ジャナリズム yellow journalism】で視聴率を稼いできた『サンデーモーニング』も同様のインプレゾンビです。
さらに、安倍総理に対し、「恐ろしくつまらない男だった」「相当な劣化コピーと評するほかはない」などと過激に罵っていた青木理氏は「アテンション・エコノミー」のトップランナーであったと言えます(笑)。
SNSのインプレゾンビは明らかにテレビの手法をマネしています。
個人ブログ「マスメディア報道のメソドロジー」にて、論理学や心理学の定義に基づいた、メディアの報道・政治家の議論における論理的誤謬などの問題点を指摘。「ひるおび」「報道ステーション」「NEWS23」「サンデーモーニング」などの具体的な放送内容や議員の答弁、記者の発言などを例示しての論理的な分析が話題を呼んでいる。記事の一部を言論プラットフォーム「アゴラ」にも転載中。