自分のエラーは「補足」して終わり
膳場貴子氏:この問題、さらに詳しく見ていきましょう。
駒田アナ:今回の軍事演習ですが、今のところ、米国のペロシ下院議長が台湾を訪問した時がありましたよね、あの時、日本のEEZ排他的経済水域内に落下する弾道ミサイルなどの実弾演習は確認されていません。つまり、日本や米国に対しては抑制的だという見方もあります。
このアナウンスを普通に聴けば、ペロシ氏台湾訪問時に日本のEEZに落下する弾道ミサイルはなかったと解釈します。しかしながら、実際にはペロシ氏台湾訪問時に日本のEEZに弾道ミサイルが落下したのは事実です。この後、スタジオトークを挟んで次のようなアナウンスがありました。
膳場貴子氏:駒田さんからさらに補足があります。
駒田アナ:そうですね。言葉足らずだったんですけど、2年前、ペロシ氏が台湾訪問した時には日本のEEZの中で弾道ミサイルの発射があって落下したわけなんですけど、今回はそのような発射はなかったということです。
ヒューマンエラーなら仕方がありません。誰でも犯すものです。ただ、言葉狩りでスケープゴートの人格を攻撃する番組が、自らのヒューマンエラーを「補足」と称して「訂正」するのはどうかと思います(笑)。