行き過ぎたキャンセルカルチャー
2024年3月24日の『サンデーモーニング』で印象に残ったのは、個人の倫理を社会の道徳であるかのようにヒステリックに振りかざす朝日新聞論説兼編集委員の高橋純子氏のコメントでした。高橋氏は、政治資金問題で自民党を徹底的に非難しました。
高橋純子氏:処分をしたからといってけじめにはならない。厳しい処分だとか、大量処分だとかいうことで、世論を納得させようとするんでしょうけど。
高橋純子氏
高橋氏の「処分をしたからといってけじめにはならない」というコメントは、日本の行き過ぎたキャンセルカルチャーを象徴する言葉です。処分はけじめのために行なう行為であり、それが政治家のけじめとして適正であるか否かを判断するのは、高橋氏ではなく国民です。
公共の電波を利用するテレビ番組が、自民党が処分をする前から、結論ありきで処分を無価値化するのは極めて傲慢であり、危険なことです。