テレビ番組で飯を食う人を極小化しよう
寺島実郎氏:国民が真剣に考えなければいけない政治改革は何だということだが、民主政治の究極の目的は、政治で飯を食う人を極小化していく努力が大事だ。米国の人口比3倍も抱えている国会議員の数を少なくともこれを機会に、人口3割も減っていく国だって言うのだから3割以上代議士を削減するところに踏み込まないと改革にならない。
これも何度聞いたかわからないほど繰り返されてきたコメントです。今回の問題は、政治資金の報告書不記載の問題であって、必ずしも政治家の数を減らせば問題が解決するとは言えません。
また、民主政治の究極の目的は、民意を政治に反映することであり、「政治で飯を食う人を極小化」することではありません。むしろ寺島氏のような「テレビ番組で飯を食う人を極小化」する方が無駄な広告費を支払う必要がなくなるので、国民にとっては好都合です(笑)。
三輪記子氏:これだけ自民党が緩み切っているのは、政権交代が起こらないことでタカをくくっているのだと思う。このままタカをくくらせていいのかというところで、野党やメディアが頑張っていかなければならないが、野党やメディアの力が削がれてきたのもアベ政権の負の遺産だ。
これもどうしようもない「アベガ―」コメントです。
安倍政権が野党やメディアの力を削いだという主張の根拠はどの事実に基づいているのか、まったく出所不明です。安倍政権時に野党やメディアが、人格攻撃や偏向報道で勝手に醜態を晒したのは事実ですが、それは安倍政権とは無関係なことです。