エモリ氏の“深い闇”
4人の様々なコレクション!!
宇宙人の自由研究!
ハワイから展示を見に来てくれた『SPARK』の岩田さんとインスタ映えスポットで。
間違った空間を演出するため、今回の副題を「宇宙人の自由研究」にした。「自由研究」というと文化祭で学生達が教室を使って研究成果を発表するものだ。自ら進んで楽しんでやっている子もいれば、仕方がなく嫌々やっている子もいるので、展示物にかなり温度差を感じる。
今回の展示でも、真剣な研究結果もあればどこか投げやり感もある展示もあったり、そういった感覚を表現したかった。エモリ氏がデザインした数々の宇宙人が地球の文化を独自に研究発表、そんなコンセプトなので、エモリ氏のイメージもかなり大切になる。ホンワカする展示から悪意を感じる展示まで、エモリ氏の表の顔と裏の顔(本来の顔)が上手く出せた展示が完成した。
エモリ氏は引き篭もりの内向的な性格だ。明るくて面白い部分と「こいつ、深い闇を持っているな!」と見ただけで瞬時にわかってしまう表情をしている。初めて会った時、LINE交換したら、最初に送られてきたのがエモリ氏自身のアナル写真だった。
おそらくこれが“深い闇”の部分であると思われる。普通だったら、いきなり距離を置きたくなるが、何故か仲良くなりラジオ番組でレギュラー出演してもらっていた時期もあった。基本が引き篭もりなので滅多に家を出ない。
たまに出掛けると、そこら辺にいる浮遊霊を家に連れ帰ってしまう。エモリ氏の家に皆で行った時、皆で集合写真を撮ったらオーブだらけだった。近所からもホーンテッドアパートと呼ばれていたので、不気味感満載だった。
そんなエモリ氏も新居に移ってからはやる気が多少出て来て、今回の展示も立派に演出した。会場に入ると、宇宙のレアメタルを見守る宇宙人が中央に。
これは、貴重な鉱物を持っている我々こそ宇宙の支配者だと言わんばかりの上から目線をイメージした。上から目線になれば、それだけいい加減な解釈が生れる。
上から目線宇宙人もエモリ氏が作った宇宙人ソフビで、それを囲むように様々な星の宇宙人が地球(日本)での調査研究発表している。なべやかんコレクションも横浜石川町の古着屋『チングルベル』の洋服もDJ革パンのレコードもエモリ氏の考える宇宙人の思想に合わせて散りばめた。
展示での拘りをいくつか紹介しよう。宇宙人目線で見た地球上のUMA(未確認生物)の中に何故かガッツ石松さんがいる。
そして宇宙人は猿が支配している惑星だと思い込んでいるようだ。
スターウォーズや様々なSF映画のプロップも展示しているが、宇宙人はこれらの宇宙人は架空のもので実在しないと呆れている。