「安倍真理教を打破」で大炎上!
2019年4月6日、小西氏は以下のようにツイート。
《Japan in depth での島田洋一福井県立大教授の「憲法改正と小西洋之参議院議員」という記事は私への悪質な誹謗中傷の名誉毀損記事だ。直ちに法的措置を取る。
安倍政権では、内閣法制局長官だけでなく公立大教授も国会議員に違法攻撃をする。本当に恐ろしい時代だ》
自身が批判されると激しく憤るのが小西氏の“習性”だが、他者を批判することはお構いなしである。
2021年5月26日、菅総理が意見交換などのため各大臣と昼食をともにしていることについて、
《あり得ない。コロナの国難にある中に、総理が日中に暇があるとは。無能だから暇だというほかはない》とツイートし、一国の総理を無能呼ばわり。
6月16日には自身の性格などについて、
《『国民の命や生活よりも選挙が大事』、『(国民の命が託されている)憲法なんか無視していい』という人格破綻者としか思えない安倍総理や菅総理と闘っているから人格が変わっているように見えるのでしょうか。。悩?》とツイート。
2018年7月7日には、
《オウム真理教では教祖が唱える荒唐無稽な教義に洗脳されたエリートらが大量殺人を犯した。
今の日本は、安倍総理が唱える「昭和47年見解の中に9条の基本論理が書かれている」という荒唐無稽な虚偽を各層エリートらが黙殺し、国民を戦争に巻き込もうとしている。
皆で、安倍真理教を打破しなければ》とツイートし、大炎上。
名誉を毀損しているのは、どうみても小西氏だろう。「国会のクイズ王」の異名を持つ小西氏は2013年3月、国会で安倍総理に次のように問いかけ、大恥をかいたこともある。
小西 高橋カズヒロさんという憲法学者をご存じですか?
安倍 存じ上げておりません。
小西 憲法を学ぶ学生なら、誰でも知っている学者ですよ!
高橋カズヒロなる学者は存在していなかった……。後日、小西氏は《高橋和之先生の名前を読み間違えたのは、直前に安倍総理が憲法学の第一人者である芦部信喜先生を「存じ上げておりません」と言ったのに驚愕したからです》と言い訳をしている。
立憲民主党議員の“体質”にうんざり
憲法51条は「両議院の議員は、議院で行った演説、討論又は表決について、院外で責任を問はれない」と規定し、議員に対し免責特権を与えている。だから、院内の演説や質疑のなかでどのような発言をしても、名誉毀損などに問われることはない。
しかし、これは院内での発言などに対するもので、議会活動の一環とは言えないツイッターなどでの発言は当然のことだが、一般人と同じ“常識”が求められる。その常識すらかなぐり捨て、一国の総理を「無能」「人格破綻者」と罵っているのだ。
こうした傾向があるのは小西氏だけではない。
立憲民主党の石垣のりこ参議院議員は、安倍総理が健康上の問題で辞職せざるを得なかった際、《「大事な時に体を壊す癖がある危機管理能力のない人物」を総理総裁に担ぎ続けた自民党の「選任責任」は厳しく問われるべきです》とツイートしている。
「言っていいことなのか悪いことなのか」という幼児レベルの常識が欠如している。これ以上、ツイートを紹介することは止めるが、立憲民主党を中心とした野党議員のツイートには、相手に対する敬意などを決定的に欠いたものが多く、常に“上から目線”で批判するだけだ。
「モリカケ桜」を激しく追及してきた立憲民主党の辻元清美氏、黒岩宇洋氏、今井雅人氏、川内博史氏は今回の衆院選挙で落選。国民が立憲民主党議員の“体質”にうんざりしているからだ。「自民によるネット工作だ!」とキャンキャン吠える前に、わが身を振り返るのが先決だ。
(初出:月刊『Hanada』2022年1月号)