日本をコロナで殺さないために|木村盛世

日本をコロナで殺さないために|木村盛世

いますべきは「ゼロコロナ」ではない「ウィズコロナ」だ!早急に第二の分科会を作り、指定感染症法「1類ないし2類」相当からインフルエンザと同じ「5類」へと変更すべきだ!このまま「ゼロコロナ」に突き進めば間違いなく国が滅ぶ。


分科会・日本医師会のゼロコロナポリシーは絵に描いた餅

日々の新規感染者数(正しくはPCR陽性者数)報道が、昨年と変わらずに続いている。感染者数が増えたとはいえ、死亡者数は極めて少なく、両者の数字はG7でトップクラスである。その日本のコロナ対策が評価されないのは極めて重大な問題である。

まず大きな問題点は、政府と分科会・医師会の思想が根本的に異なっているため歯車が嚙みあっていなかった事が挙げられる。

以下に述べることは、昨年の新型コロナウイルス感染症流行初期に大木隆生東京慈恵会医科大学教授の「大木提言」に集約されている。(「新型コロナクライシスに対する大木提言」http://www.japanendovascular.com/2020_15th/covid-19_proposal_Ohki.pdf

Getty logo

政府は安倍前首相時代からウィズコロナポリシーを貫いてきた。医療体制を強化し、不幸にして感染して重症化した患者には病院で必要な治療が受けられる安心感を国民に与え、かつ経済活動、社会活動を両立させることに主眼を置いてきたのである。

他方、分科会・日本医師会主導の考え方はゼロコロナポリシーである。すなわち、コロナを「死の病」と煽り、緊急事態宣言を連発し、コロナの封じ込めを第一優先に掲げる(ゼロコロナ)。

したがって、新型コロナを「指定感染症の第1類ないし2類相当」というSARS(感染者数世界で累計8000人、死亡率11%)、MERS(感染者数世界で累計3500人、死亡率35%)、エボラ出血熱(感染者数世界で累計3万人、死亡率50%)相当の扱いにしておいた方が好都合であり、医療体制を強化する必要がない。

開業医・日本医師会はそもそもコロナに関わりたくないので保健所と病院任せに尽きる。医療機関はコロナ患者を受け入れることによって、赤字になるところが多い。また、一度でも院内感染が起これば、濃厚接触者たる医療従事者が休まなければならず、さらなる追い討ちがかけられる。もし院内感染が起こればマスコミに袋叩きにされ、他の患者が診察に来なくなる恐れもある。すなわち新型コロナウイルスは、医療機関にとって「関わりたくない病気」なのだ。開業医はコロナ患者を診たくないのである。

しかも分科会のメンバーは感染症専門医が中枢に陣取っており、彼らは医療のオペレーションに関しては全くの無知であるため、医療体制の強化には手がつけられなかった。

関連する投稿


憲法改正への大前提「自衛隊は軍隊」だ|玉木雄一郎

憲法改正への大前提「自衛隊は軍隊」だ|玉木雄一郎

11月7日、玉木雄一郎代表はツイッターに「憲法の議論をするだけで袋叩きにするようなスタイルが忌避されていることに気づかないと、野党が多くの国民、特に若い世代に支持されることはないでしょう」と投稿。「比例は1議席も取れない」と言われながらも、「改革中道」「対決より解決」の立場を貫き、選挙で躍進した国民民主党。惨敗した立憲民主党とは何が違うのか。2021年2月号(2020年12月21日発売)に掲載されたインタビューを特別公開!(※肩書等は当時のママ)。


月刊『Hanada』2021年12月未来選択号

月刊『Hanada』2021年12月未来選択号

「岸田総理 憲法改正宣言!」をはじめ、「高市早苗×櫻井よしこ」の特別大型対談、総力大特集「日本の争点!」、総力特集「習近平の限界!」、特集「眞子様ご結婚問題の核心!」、「新・創価学会研究」、「コロナ禍、徹底検証!」、グラビア特集「追悼・すぎやまこういち」など12月号も読みどころが満載!読みたいニュース、知りたいニュースがここにある!


「明かり」発言叩き、関口宏、坂上忍両氏は菅前総理に謝れ!|花田紀凱

「明かり」発言叩き、関口宏、坂上忍両氏は菅前総理に謝れ!|花田紀凱

8月、菅義偉総理(当時)は、コロナ感染者数の見通しについて、「明かりははっきりと見え始めている」と発言。マスコミは、一斉にこの発言を叩いたが、結果はどうだったか。あの「明かり」発言を叩いた連中よ、自ら言ったことの責任をとれ!


「岸田ショック」はなぜ起きたのか|和田政宗

「岸田ショック」はなぜ起きたのか|和田政宗

菅総理はなぜ退陣しなければならなかったのか。「総花的でぼんやりしている」との厳しい声に岸田内閣はどう向き合えばいいのか。そして、なぜ、矢野財務次官は月刊誌で「このままでは国家財政は破綻する」と政府批判を展開したのか。「本音」で語れる政治家、和田政宗参議院議員が事の本質に迫る!


「2021年11月号」新聞広告大公開!

「2021年11月号」新聞広告大公開!

「小石河連合」はなぜ不発に終わったのか。自民党総裁選、アフガニスタン、新型コロナなどマスメディアが作り上げた「虚像」を斬る!広告がおもしろければ、雑誌もおもしろい!雑誌がおもしろければ、広告もおもしろい!いま読みたい記事が、ここにはある!


最新の投稿


ジェットジャガー|なべやかん遺産

ジェットジャガー|なべやかん遺産

芸人にして、日本屈指のコレクターでもある、なべやかん。 そのマニアックなコレクションを紹介する月刊『Hanada』の好評連載「なべやかん遺産」がますますパワーアップして「Hanadaプラス」にお引越し! 今回は「ジェットジャガー」!


『東大出てもバカはバカ』原発をもてあそんだトリックスター 米山隆一|豊田有恒

『東大出てもバカはバカ』原発をもてあそんだトリックスター 米山隆一|豊田有恒

「私は、好きになってほしかった。少なくとも少し好きでいてくれて、より好きになってほしいと思っていた」。複数の女性との援助交際が発覚し、歴代最短で新潟県知事を辞職した米山隆一氏。あれから3年、彼の“性癖”は本当になおったのか。2020年9月に刊行され、話題を呼んだ『東大出てもバカはバカ』(小社刊)より、「原発をもてあそんだトリックスター 米山隆一」を特別公開!(写真提供/共同通信)


谷口智彦のこの一冊|小野圭司『日本 戦争経済史~戦費、通貨金融政策、国際比較』

谷口智彦のこの一冊|小野圭司『日本 戦争経済史~戦費、通貨金融政策、国際比較』

安倍晋三前総理のスピーチライターを務めた慶応義塾大学大学院教授の谷口智彦氏が選ぶ珠玉の一冊!


【日本原論】太田光大炎上![冒頭先行公開]

【日本原論】太田光大炎上![冒頭先行公開]

10月31日に放送されたTBS選挙特番「選挙の日2021 太田光と問う!私たちのミライ」での爆笑問題・太田光が自民党の甘利明幹事長(当時)に「ご愁傷様でした」、二階俊博氏にも「いつまで政治家続けるつもりですか?」などといったコメントを連発し、ネットから非難の声が殺到! この炎上に、太田光は何を思ったか……本誌人気連載「日本原論」で大いに語った!


中国の人権弾圧と北京五輪ボイコット|和田政宗

中国の人権弾圧と北京五輪ボイコット|和田政宗

米英が北京五輪の「外交ボイコット」を検討するなか、「日本は日本の立場で物事を考えたい」と述べた岸田首相。日本政府はなぜ「外交ボイコット」の可能性に言及できないのか。「本音」で語れる政治家、和田政宗参議院議員が弱腰の日本政府と人権弾圧を繰り返す中国に物申す!