興味の無い人から見たらただのゴミでも……
コレクションは多種多様である。多くの人が様々なグッズを集めていて「え、こんなものまで?」なんて驚くような物もある。
目の付け所が素晴らしいと感心する物があるからコレクターは面白い。
空き缶やお菓子の袋、カップ麺のカップや袋、空き瓶、などの生活に密着したものを集めている人も多く、たま(バンド)のランニングでお馴染みの石川浩司さんは自分の空き缶コレクションを紹介する時に「僕のゴミを見て下さい」なんて言ったりするので思わず笑ってしまったが、数が揃うとゴミと思える物でも素晴らしいコレクションに変わるのだ。
目の付け所というと、なぎら健壱さんに会った時「今、蕎麦屋で薬味に掛けられているお店の紙があるだろ? あれを集めてるんだ」と言われ、驚愕した事があった。
目の付け所が素晴らし過ぎる。興味の無い人から見たらただのゴミでも、こういった所からコレクションが始まり偉業が成し遂げられる。
今まで様々なコレクターを見て来たが、コレクションと認めたくない物もある。
昔、コレクション関連で出演したCSの番組で、様々なコレクターが紹介された。その中に精子コレクターという女性がいた。
SEXした男性の精子を容器に取り、それを冷蔵庫で保存している。男達も嫌だと思うよ。
それに数も中途半端だし、ただのヤリマンじゃねーかって思った。
こういった人の場合は『羊たちの沈黙』に登場するレクター博士を見るのと同じような感覚になり、恐怖を感じてしまった。
「立て看板」にも需要が!
レクター博士で連想されるのが東京都立松沢病院。松沢病院近くにアイドルや芸能人グッズを専門に扱った『カルチャーステーション』というショップがあり、ここを訪問した時にアイドルや女性タレントの立て看板があるのを見付けた。
その瞬間「これも需要があるのか!俺は間違っていなかった」とガッツポーズを取った事を覚えている。
ある期間、アイドルやタレントの立て看板を色んなお店から貰っていた事があった。
この当時、立て看板が必ずあったのがカメラ関連のお店。今では数が少なくなったフィルムの現像屋さんとか。その他にも家電、携帯電話、ドリンク類など様々な企業の立て看板もあり、見付ける度に声掛けをしていらなくなった時期に引き取りに行ったりしていた。
立て看板には、ベニヤ製、厚紙製などがある。ベニヤ製の裏側にはアルミの支柱があり、そこに看板を立たせる為の足場を取り付ける。厚紙製はそれら全てが厚紙なので、かなりお手軽な感じがしてしまう。
おそらく値段も安価にできるのだと思う。その他、ビニール製の旗のような物もあり、等身大シリーズは様々だ。
あちこちで貰って来たのでいつの間にか立て看板が溜まっていった。では、それらをご紹介。