日本を普通の自由民主主義国家として再建するためには学界の正常化が必要だ。菅義偉政権が法令上の権限を使って学術会議会員の人事権を発動したことは、そのための一歩になる。自民党は学術会議のあり方の見直しを始めた。ぜひ、法を改正して学術会議を解散させるべきだ。それが学界正常化につながる。(国家基本問題研究所「今週の直言」より転載)
著者略歴
モラロジー研究所教授、麗澤大学客員教授。1956年、東京生まれ。国際基督教大学卒業。筑波大学大学院地域研究科修了(国際学修士)。韓国・延世大学国際学科留学。82〜84年、外務省専門調査員として在韓日本大使館勤務。90〜02年、月刊『現代コリア』編集長。05年、正論大賞受賞。17年3月末まで、東京基督教大学教授。同4月から、麗澤大学客員教授・モラロジー研究所「歴史研究室」室長。著書に『でっちあげの徴用工問題 』など多数。