性被害者を侮辱した「伊藤詩織」の正体 【前編】|小川榮太郎

性被害者を侮辱した「伊藤詩織」の正体 【前編】|小川榮太郎

「伊藤詩織」シリーズ第1弾!月刊『Hanada』10月号(完売御礼!)で、大反響を呼んだ小川榮太郎氏の「性被害者を侮辱した『伊藤詩織』の正体」の完全版がついに公開!伊藤詩織氏は本当に性被害者なのか。それとも――。マスコミがまったく報じなかった「事実」の扉が、いま開かれる――。


山口氏の主張が真実であることは証明され得ないが、伊藤氏の主張が全くあり得ないものだということに限っては断言できるのである。

伊藤氏によれば、5時過ぎに強姦に気付いた彼女はバスルームに逃げ込んだという。彼女は「ヒゲそりなどの男性もののアメニティが、広げられた小さなタオルの上に、いやに整然と並んでいた」と書いている。

ところが、まさにそのすぐ上にはフロントに通じる電話機が壁にかかっているのである。
 
彼女は都合の悪いことがあると、全て混乱していたから覚えていないという。だが、アメニティの並び方に気付くほど意識がしっかりしていた彼女が、バスルームの目立つ場所にある電話機に気付かないことがあり得るだろうか。

ドアの外には“凶悪犯罪者”がいるのである。伊藤氏の証言では、山口氏はドアの鍵をこじ開けようとはしていない。ならば、普通、鍵をかけて籠城して動かないというのが最初の選択ではないだろうか。

外にいるのが出刃包丁を持った傷害犯人だと仮定すればいい。誰がそこに再びのこのこ出てゆくだろう。
 
最初は動転してどう対処するかに迷っても、少し冷静になれば事態が理解され、室内の様子も分かってくる。その時、必ず気付くのが電話機であるに違いない。
 
そこで彼女がフロントに通報すれば事はそれで終わり、山口氏は現行犯逮捕されただろう。
 
ところが、伊藤氏はバスルームのドアを開けたというのである。
 
すると、そこには山口氏が待ち構えており、彼女を引きずり出して再びベッドに押し倒し、「抵抗できない程の力」で彼女を抑えつけ、膝を強引にこじ開けて再び性交に挑もうとした。

伊藤氏は必死で抵抗し、その結果、「凄い衝撃を受けて、膝がずれている。手術は困難だし完治まで長い時間がかかる」と医師に言われるほど膝を痛めたという。
 
性獣と化した男が「抵抗できない程の力」で膝をこじ開けようとしていたが、伊藤氏はそれを防ぐことができるほど気丈だったということになる。逆に言えば伊藤氏は、この時、心神耗弱状態ではなかった。

なぜ、助けを求めなかったのか

では、ベッド上でそこまで超人的な抵抗力のあった伊藤氏が、なぜバスルームからベッドに引きずられる時は無抵抗だったのか。

バスルームは入口ドアのすぐ横であり、道幅120㎝だ。以下、私独自に実地検証し、動画も撮ったが、ドアから至近のこの狭い空間で抵抗すればドアにも当たり、壁にも当たる物凄い音が響く。隣室の客は騒音でたたき起こされなかったのか。

心神耗弱状態なら声が出なかったろうが、伊藤氏は充分な抵抗能力があった。

助けを求めて叫べば、ドアの外に筒抜けだ。実験では、バスルームを出た場所でやや大きめの声を出しただけで廊下の騒音値は55デシベルと、通常会話レベルに達する。助けを求めて絶叫すれば、廊下中に響き渡るだろう。

強姦魔の手をすり抜けてバスルームに逃げ込む判断力があり、アメニティの様子に気付くだけの注意力があるのに、電話機も使わずに再びドアを開け、ベッド上で凶悪犯の暴力を撃退するほどの気力を保っているのに、叫びも上げず物音も声も立てずに、ベッドまで引きずられた。

あまりにもちぐはぐではないか。
 
一方、伊藤氏の証言を山口氏側に立って考えるとどうか。
 
バスルームには電話機がある。山口氏は、まず通報されることを恐れなければならなかったはずだ。普通の女性なら当然そうするからだ。裸で獣欲を漲らせた姿のまま現行犯で踏み込まれれば破滅である。踏み込まれた時の用心のために、猛スピードで着衣するのが普通だろう。
 
ところが伊藤氏によると、この期に及んで山口氏はバスルームの外で待ち構えており、激しい暴行を働いたというのである。

山口氏は当時、同ホテルを頻繁に使っており、熟知している。同ホテルは早朝に新聞を各部屋に配布する。しかも、氏の投宿していた233号室は、中央エレベーターから2部屋目のうえ、数メートルの至近距離に朝6時半から営業を開始するラウンジがあり、従業員室もある。5時台には従業員の行き来が始まる。入口ドア近くでの叫びや暴行の物音は外に筒抜けだ。

しかも、伊藤氏が逃げ込んだと主張するバスルームには電話機がある。
 
もし山口氏が悪質な漁色家だったとしても、こんな悪条件が重なるなかで、全裸で待ち構えて再びベッドに引きずり込み、暴力を振るって強姦するなどという自殺行為に走る必要がどこにあるのか。

(つづく)

性被害者を侮辱した「伊藤詩織」の正体 【後編】

著者略歴

関連する投稿


「尾身茂亡国論」科学性ゼロの専門家集団|小川榮太郎

「尾身茂亡国論」科学性ゼロの専門家集団|小川榮太郎

緊急事態宣言は一体いつまで続くのか。その根拠はどこにあるのか。1月から続く極端な社会制限、私権制限は、戦時中でもなければあり得ない最大級の人権侵害であり、生存権の侵害である――。「感染者数」で社会を脅迫する分科会とマスコミ、情緒的で科学性ゼロの発言を繰り返す尾身茂会長がいる限り、日本のコロナ禍は終わらない!


『習近平vs.櫻井よしこ』

『習近平vs.櫻井よしこ』

2021年7月1日に結党100年を迎えた中国共産党。中国共産党の暴走は一体いつまで続くのか。親中派は一体いつまで中国の代弁者でいるつもりなのか。「中国共産党の弱みを知り、今こそ、自衛隊の強化と憲法改正に向かって走るべきときだ」。櫻井よしこさんがいま最も伝えたい中国共産党100年の“真実”が1冊に!


月刊『Hanada』2021年9月五輪熱中号

月刊『Hanada』2021年9月五輪熱中号

「菅首相、衆院選目標『私は欲張り』」(時事)、「首相、憲法改正『挑戦したい』」(共同)、「首相改憲に意欲『コロナに打ち勝った後に挑戦』」(産経新聞)、「菅首相 衆院解散時期 “コロナを収束させていく中で”」(NHK)など、菅義偉総理が国民の疑問と不安にすべて答えた「独占インタビュー」が早くも各メディアで話題に!総力大特集「中国共産党100年の大罪」、橋本聖子会長「五輪、無観客 決断の舞台裏」、「激突大討論!稲田朋美×小川榮太郎」、「朝日新聞崩壊の全真実」など9月号も読みどころが満載!読みたいニュース、知りたいニュースがここにある!


【動画】池江璃花子選手に五輪辞退を求めた犯人たち|山口敬之×花田紀凱

【動画】池江璃花子選手に五輪辞退を求めた犯人たち|山口敬之×花田紀凱

池江璃花子選手に対して「辞退しろ」「辞退しなかったら罪は重い」「アスリート失格」「利己的」「バカ」「自分のことしか考えていない」などと“下衆のクラスター”を発生させたクズ中のクズは誰なのか?テレビではわからないニュースの裏側が7分動画で丸わかり!


朝日新聞5000万円恫喝訴訟、私は負けない|小川榮太郎 花田紀凱

朝日新聞5000万円恫喝訴訟、私は負けない|小川榮太郎 花田紀凱

《小川榮太郎氏の著書『徹底検証「森友・加計事件」朝日新聞による戦後最大級の報道犯罪』の記述は事実に反し名誉毀損にあたるとして、朝日新聞社が小川氏と出版元の「飛鳥新社」を訴えていた裁判で、東京地裁は3月10日、朝日新聞社の主張をほぼ認め、小川氏と飛鳥新社に連帯して200万円の損害賠償を支払うよう命じる判決を言い渡しました》(朝日新聞)。主張が「ほぼ認められた」にもかかわらず、朝日も判決を不服として控訴。なぜ朝日は言論で闘わないのか。朝日による恫喝訴訟を許してはならない!


最新の投稿


「高市早苗総理」待望論!|山際澄夫

「高市早苗総理」待望論!|山際澄夫

8月26日、岸田文雄前政調会長が総裁選への出馬を表明。9月3日、菅義偉総理が総裁選への不出馬を表明。8日には高市早苗前総務相、10日には河野太郎行政改革担当相が総裁選への出馬を正式表明。この国を守れるのはいったい誰なのか。絶賛発売中の月刊『Hanada』2021年10月号より、山際澄夫氏の連載「左折禁止!」を特別無料公開!


【読書亡羊】異能の研究者が解説する「ロシアのハイブリッド戦」の実相 小泉悠『現代ロシアの軍事戦略』

【読書亡羊】異能の研究者が解説する「ロシアのハイブリッド戦」の実相 小泉悠『現代ロシアの軍事戦略』

その昔、読書にかまけて羊を逃がしたものがいるという。転じて「読書亡羊」は「重要なことを忘れて、他のことに夢中になること」を指す四字熟語になった。だが時に仕事を放り出してでも、読むべき本がある。元月刊『Hanada』編集部員のライター・梶原がお送りする週末書評!


菅総理、ほんとうにお疲れさまでした|花田紀凱

菅総理、ほんとうにお疲れさまでした|花田紀凱

急転直下、辞任に意向を示した菅総理。朝日、毎日は勝ち誇ったように報じるが、マスコミが「コロナ恐怖」を煽り、国民はその八つ当たりで政権を非難していたに過ぎない。菅総理の功績を、いまこそ振り返ろう。


新型コロナを早く「5類」へ!|門田隆将

新型コロナを早く「5類」へ!|門田隆将

“人流抑制”に取り憑かれた尾身茂会長と分科会に翻弄される菅政権、コロナ恐怖を煽るだけのマスコミ……政治家もマスコミも言わないコロナ対策の本質について鋭く切り込む!


福山哲郎よ、利いた風な口を叩くな|九段靖之介

福山哲郎よ、利いた風な口を叩くな|九段靖之介

文在寅と福山哲郎。この二人は心性においてなにやら似通っている。口を拭って反省の言葉もなく、菅義偉政権の苦渋の処理水処分について、利いた風な批判を言う資格があるのか。たまには胸に手を当てて自省してみよ。