膳場貴子氏:斎藤さんはこの止まらない円安のどこに注目していますか。
斎藤幸平氏:止まらないということじゃないですかね。これ長期的になるし、さらなる暴落もあり得る。理論上は確かに利上げすれば円の価値は上がるというけれど、実際はもうそんなことにはならないわけであって、今置かれている状況は少し金利をいじったところでどうにもならないところまで来ていると思うんですね。
この間に日本のGDPは、ほとんど成長していない。だけれども通貨量で言えば、この30年で9.4倍くらいになっている。円をどんどん刷っているのに経済は弱くなっていて、そうなれば当然経済は強い方に流れて行くので、誰も円なんか買ってくれない。構造的にもエネルギー自給率も低くて、国民はNISAをどんどん買って米国に投資して、デジタル赤字も毎年7~8兆円という規模になっている中で、構造的に円安が止まる理由はないですよ。残念ながら。
短期的・中長期的にも円安を何とか是正する術はちょっと今のところ思いつかないので、我々はとにかくこういうことが今後常態化して行くということを踏まえて、何とか生きて行くことしかないんじゃないですかね。
本欄で何度も指摘してきましたが、消費減税と積極財政は国の総需要を上げる革新的で社会主義的な経済政策なので、インフレは益々進行します。日本でインフレが進行すれば、円の価値は下がるので、円安も進行します。
円安が進行すれば、当然のことながら、食料・エネルギーなどの輸入品の価格も上昇します。この構造を断ち切ることが至上命令です。マルクス主義者の斎藤氏は、「円安を是正する術は思いつかない」としていますが、1980年代にサッチャー首相が行ったような保守的で自由主義的な経済政策を行えば、インフレの元凶を取り除くことができる可能性はあります。
グダグダAI脅威論
次に「AIが人類を滅亡させる」という話題です。
「AIが人類を滅亡させる」? 開発最前線からの警告 日本では「無人タクシー」導入へ 米では”人雇う”AIも…【サンデーモーニング】 | TBS NEWS DIG
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