膳場貴子氏:8月15日土曜日です。この日、全国戦没者追悼式が開かれ、先の大戦で犠牲となった310万人を追悼しました。高市総理の式辞では…
高市早苗総理(VTR):戦争の惨禍を二度と繰り返させない、この決然たる誓いを、世代を超えて継承し、貫いてまいります。
膳場貴子氏:これまでの総理が「戦争の惨禍を繰り返さない」と述べてきた部分に「戦争の惨禍を繰り返させない」と一文字加え、戦争をする主体があいまいになった形です。
また、戦争をめぐる「反省」という言葉も使いませんでした。「反省」という言葉は、1994年当時の村山総理から19年連続で歴代総理の式辞に盛り込まれていましたが、第二次安倍政権以降、使うのをやめ、去年、石破前総理が復活させたばかりでした。
膳場氏は続けます。
膳場貴子氏:歴史に謙虚に向き合って学んでいく姿勢は、好むと好まざるに拘わらず、とても大事だと思うんですけれども…
まるで高市氏が歴史に謙虚に向き合って学んでいないかのような言い方ですが、「戦禍の惨禍を繰り返さない」と「戦争の惨禍を繰り返させない」には学びが認められます。
憲法で戦争放棄が規定されている平和国家の日本が「戦争の惨禍を繰り返さない」のは当然であり、世界平和のために日本が責任を果たすには、日本を含めた全世界の国家に「戦争の惨禍を繰り返させない」ことが重要です。
高市総理がその決意を国際社会に対して誓うことのどこが謙虚でないのか全く意味不明です。
松原耕二氏:高市総理が「反省」という言葉を使わずに、天皇陛下が「深い反省」という言葉を口にされる。この対称的な光景というのは、実は4月の昭和100年の式典の時に、高市総理はあいさつで、戦前・戦中のことにはほとんど触れず、翌日宮内庁が天皇陛下の「深い反省」という思いを公表した。その時の対称的な光景とぴったり重なる。


