【アゴラ】池田 信夫:高市発言の炎上した発火点は朝日新聞の誤報【アゴラ言論プラットフォーム】
https://agora-web.jp/archives/251120155436.html高市首相の「存立危機事態」は、中国側の強硬な態度で混乱が増しているが、いつものように左翼は「謝罪しろ」とか「辞任しろ」、右翼は「高市様は全面的に正しい」という不毛な対立が続いている。「武力攻撃」の主語は自衛隊ではないしかしヒートアップする前
朝日新聞は、「存立危機事態」の【必要条件 necessary condition】である米軍への武力攻撃を【必要十分条件 necessary and sufficient condition】と誤解釈させるような見出し『高市首相、台湾有事「存立危機事態になりうる」認定なら武力行使も』をつけて報じました。
この見出しを素直に解釈すれば「台湾有事が発生すれば日本の自衛隊が武力行使する」と受け取られても仕方がありません。
高市首相、台湾有事「存立危機事態になりうる」 武力攻撃の発生時
https://www.asahi.com/articles/ASTC722TVTC7UQIP04NM.html
※朝日新聞はこの記事の見出しをしれっと変更しています。
そして、この記事の見出しを参照して中国の大阪総領事が「勝手に突っ込んできたその汚い首は一瞬の躊躇もなく斬ってやるしかない。覚悟が出来ているのか」という暴力的な発言をSNSに投稿することにより、事態は大問題化したのです。
要は、この問題を鎮静化するには、まずは朝日新聞が表現の非を認めて、日本政府と中国政府に謝罪するのが妥当です。
そして朝日のミスリードにハマる人
しかしながら、朝日新聞は次のように反駁しています。
朝日新聞:見出しに「なりうる」と「認定なら」という仮定の表現が重なっていることを解消するとともに、どんな場合に存立危機事態と認定されるかを説明するために「高市首相、台湾有事『存立危機事態になりうる』 武力攻撃の発生時」と見出しの一部を変更しました。

