アナウンサー:3月13日(木)石破総理自らのお金をめぐる問題が明るみに出ました。与野党双方から厳しい声が上がっています。(中略)少数与党の石破政権は、年度末が迫るなか、さらに厳しい局面が続きます。
確かに野党は石破総理に厳しい声を上げましたが、『サンデーモーニング』のメンバーは石破総理に厳しい声を上げませんでした(笑)。
膳場貴子アナ:企業団体献金もそうなんですけれども、今回の国会では選択的封別姓ですとか、年金改革法案ですとか、重要な課題が山積しているんです。寺島さん、ここまでの国会、どう見ていらっしゃいますか。
スタジオトークに入ると、見事に論点を転換してしまった膳場氏です。寺島氏も石破氏について全くコメントしませんでした。
寺島実郎氏:僕は自民党の政治文化とだけ言えるんだろうかという自問自答しながら発言して行きたいんですけど、野党も国民を含めて日本人の政治文化が少しおかしくなってきているんじゃないかと。
「振る舞う政治」「振る舞いを期待する政治」ということになって来て、想い出してもらいたいんですけど、コロナの時に国民全員に10万円配ったわけですよ。あれはどうなったのか。しっかり検証しなければいけない。
補助金とか助成金とか給付金とか、103万円の壁だ、減税だって国民にとって耳障りのいい方向にだけ、政治の議論が向かってしまう。いま政治改革ってことを本気でするんなら、議員定数の削減という方向に向けてね。
そういう問題に踏み込まずに、企業献金がどうかとか、そのレベルの議論に終始しているところに日本の政治文化の限界があるというのが僕の思いです。