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【解説】 米国際開発局(USAID)とは? なぜトランプ政権の標的に? - BBCニュース
https://www.bbc.com/japanese/articles/c4gwqnk37kkoアメリカ政府の主要な対外援助機関、国際開発局(USAID)の将来が不透明になっている。職員は庁舎から閉め出され、トランプ政権はUSAIDを国務省と統合する計画を進めている。
ここに「USAIDが非常に腐敗していて、何十億ドルの金が浪費され、悪用されてきた」という言説の立証責任はトランプ政権にあります。トランプ政権が行うべきデュープロセスは、この言説を立証した上で、法的な違反者に適正な負担責任を課すことです。このプロセスに従う限り、トランプ政権に非はありません。
一方、行政トップとしての権能を使って人事を行う場合には、市民に対する説明責任が求められることになります。また、人事によって、USAIDの正常な業務に支障をきたすことになれば、その責任はトランプ政権にあります。
イーロン・マスク氏がトップに就任した政府効率化省(DOGE: Department of Government Efficiency)については、『サンデーモーニング』が手作りフリップを使って説明しています。
ここで、非常に間違いやすいのですが、DOGEは「政府効率化省」と日本語訳されていますが、この「省」というのは部署を意味する”Department”を日本メディアが勢いで「省」と訳してしまったものであり、国務省(Department of State)や内務省(Department of the Interior)といった長官の人事に議会の承認が必要な連邦の行政部(federal executive department)とは権限が異なります。
DOGEは、元々政府の諮問委員会であった組織をトランプ大統領が大統領令で政府機関としたものです。現在は大統領首席補佐官の管轄下に置かれているため、大統領の権限の下で機能する組織です。
もちろん、高度な情報のアクセス権を考えれば、人事と運営について一定のアカウンタビリティが求められるのは当然です。陰謀論は厳に慎む必要があります。
ただし、この独自の権能をもたない合法的に設置された行政組織をもって「民主主義の破壊」というのは適切ではないと考えます。
元村有希子氏:VTR観ていてB級映画を見ている感じだが、起きていることは現実だ。もちろん、行政を効率化する考え方そのものを否定するわけではないが、効率化の行く末がどうなるかまで、きちんとチェックが働いているか疑問を感じる。
例えば、トランプ氏は中間選挙とか次がないということで、この4年間好き放題にやってやると。自分は選挙で選ばれたんだから、自分が任命したマスクに任せるんだという態度だと思うが、到底民主主義を破壊しているとしか思えない。
私は研究とか科学とか注目しているが、研究に伴う施設や整備を購うための間接経費を削ると言っている。米国は研究環境がいいから世界中からたくさんの賢い人達が集まって研究を行って知識や知恵を生み出している構造がある。今回の制作できっとそれはなくなってしまう。
さらにロバート・ケネディ氏が厚生長官になったことで、ワクチン懐疑派ということで、彼が公衆衛生・食品の認可をみんな握っている。Make America Great Againにならないですよ。これ。誰か止められないんでしょうか。