このようにして当選したトランプ氏を『サンデーモーニング』は退任するまで毎週のように叩き続けました。彼らにとって、トランプ氏の話題は、安易に取得し批判可能な貴重なネタであったと考えられます。
言葉の言い回しで政敵に悪印象
さて、『サンデーモーニング』による2024年の米国大統領選報道は、まさに2016年と同様、「隠れトランプ」の存在を見逃してしまったといえます。
番組出演者によるトランプ氏に対するバッシングは、今回の米国大統領選挙においても繰り返し観測されました。
極めつけは膳場貴子氏による「これ(トランプ氏銃撃未遂事件)、凄くプラスのアピールにもなりかねないという感じがしますね」といったテロリズムに対する意識と人権意識が欠如した発言でした。
【今週のサンモニ】「トランプ」と「ハリスさん」の使い分け|藤原かずえ | Hanadaプラス
https://hanada-plus.jp/articles/1578『Hanada』プラス連載「今週もおかしな報道ばかりをしている『サンデーモーニング』を藤原かずえさんがデータとロジックで滅多斬り」、略して【今週のサンモニ】。
また、バイデン氏とハリス氏に言及する際には「バイデンさん」「ハリスさん」と「さん」付けする一方、トランプ氏に言及する際には「トランプ」と呼び付けにする大胆な偏向報道(笑)も何度か耳にしました。