寺島実郎氏:政治資金の問題、これほどまでにひどい問題が我々に突き付けられているのに政権交代を期待するなんていう意見がほとんど出てこない理由をよく考えてみたい。国民として。議論がどんどん政治資金の不記載だとか、何に使ったかという議論にどんどん政倫審は行っているけど、問題の本質は何なんだというと、アベ政治とか戦後日本の保守政治とかいうものを根底から考える力を国民が持たなければいけないというか、考えてみたら、アベ一強支配の功罪って奴がこういう形で政権派閥だけにキックバックができるほどの資金が還流していた構造があるわけだ。
それに対してはアベノミクスなるものに拍手を贈ってた経済界及び国民の、要するに、問題意識がこれに投影されているわけだ。日本が今後どういう政治に進むべきかという時に、政倫審だとかの機会を通じて、本当は野党が糺すべきは、アベノミクスってどういう意味を国民にもったのかを本気で糺さないと、スキャンダル事件だけとして議論をしていたんじゃダメだということだけはちょっと言っておきたいですね【原文ママ』。
関口宏氏:あぁ~そうですか~。かもしれません。
もし「ここで寺島氏が言いたかったことを100字以内でまとめよ」という国語の問題があったら、かなり手強い難問ではないでしょうか。関口氏の口ぶりでは、少なくとも関口氏は理解できているようです。真偽は不明ですが(笑)
【今週のサンモニ】寺島実郎氏の「禅問答」に徹底的に付き合ってみた|藤原かずえ | Hanadaプラス
https://hanada-plus.jp/articles/1473『Hanada』プラス連載「今週もおかしな報道ばかりをしている『サンデーモーニング』を藤原かずえさんがデータとロジックで滅多斬り」、略して【今週のサンモニ】。今回はいつも何を言っているのかピンとくることのない寺島実郎氏のコメントに、逐一突っ込みを入れてみました。
どこまでも復興を妨害する「サンモニ」
番組の最後は、この時期の番組の風物詩になってしまった「東日本大震災 あの日から13年」でした。内容は例年通り、原発事故の被害を誇大に報じて、国を批判するものでした。マスメディアが事故の悲惨さを報じることには価値がありますが、事故を政治利用するのは、本当にやめていただきたいものです。