アイアンマンが稼ぎ出したお金
ハマー・ドローンの頭部と前面
「I am Iron Man.」
映画『アイアンマン』で劇中最後にトニー・スターク(ロバート・ダウニーJr.)が言ったセリフだ。このセリフはロバート・ダウニーJr.のアドリブと言われているが、実に素晴らしい。このセリフこそトニー・スタークという人物の性格が良く出ている一言だ。
トニー・スタークという人物は、スターク・インダストリーズのCEOであり大富豪であり天才発明家であり女好きの遊び人である。
目立つことが大好きで、映画ラストの記者会見シーンで女性ジャーナリストの口から出た「スーパーヒーロー」という言葉に反応し秘密保持が出来なくなり我慢しきれなくなって「私がアイアンマンだ」と言ってしまうのだ。この言葉を聞いた瞬間に「この映画は大成功!」と殆どの人が思ったはずだ。
アイアンマンが牽引し「マーベル・シネマティック・ユニバース」のフェーズ1は大成功した。一発目の『アイアンマン』がこけたら今のマーベル映画は無いだろう。
『アイアンマン』大成功のおかげでフェーズ1のラスト映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』は世界的大大大ヒットとなった。
そして、この映画で最も印象深く最も悲しいシーンがトニー・スタークの「I am Iron Man.」と言うシーンだ。トニー・スタークは地球を救うため自己犠牲を払う。マーベル映画最高のキャラクターが死ぬ瞬間だ。
「なんじゃこりゃ!死にたくねーよ」
松田優作さん演じるジーパン刑事のラストも素晴らしいが、それを超えたと思っている。(あくまでも個人の感想です)
全てを牽引して来た男の死だからね。アイアンマンが稼ぎ出したお金は一体いくらになったのだろう?1000億円くらい稼いだのでは?最初が失敗していたら全てが無かったしマーベルだって危なかったかもしれないのだから。
ディズニーがマーベルを2000億円以上で買い取ったのもアイアンマン成功のおかげだ。
わかれば上級レベルのマニア
日本人には馴染みのなかったアイアンマンというキャラを映画館で観た時の興奮は忘れない。そして、次の作品『アイアンマン2』までの2年間は異常に長く感じた。
待ちに待った『アイアンマン2』はオープニングからぶっ飛んでいていきなり興奮状態になった。この作品ではスターク・インダストリーズのライバル会社ハマー・インダストリーズというのが出て来るのだが、その会社が開発した量産兵器がハマー・ドローンだ。
ハマー・ドローンは陸・海・空軍・海兵隊の4仕様がある。(各8機ずつ)劇中でアイアンマンがハマー・ドローンを破壊し、最終的にハマー・ドローンは自爆してバラバラになるのだが、その破片がオークションに出る事がある。とりあえず金額的に買える範囲の物だけは落札したりしているが、全身集めるのは至難の業だろう。
今回、そんなパーツをいくつかご紹介。最初に手に入れたのは顔の前面。爆発で吹っ飛んだパーツは作りが簡素である。何の細工もしていないのでFRP素材むき出し。辛うじて塗装だけはしているといった感じだ。これを見て「ハマー・ドローンだ!!!!」と叫ぶ人はかなりのマニアだ。