知事は都政を愛していない
小池都知事は、直属の部下である東京都職員たちからの信頼はかなり低い。
都政新報は昨年11~12月に都職員アンケートを実施し、「小池都政一期目を100点満点で言うと何点か」を訊きました。
結果は平均で46.4点。これは極めて低い結果です。たとえば石原慎太郎都知事の時に行ったアンケートでは、1期目は71.1点。批判を浴びた3期目ですら48.2点でした。舛添要一前都知事の場合は、1期目前半の評価が63.6点。
小池都知事の評価はアンケート史上最低。しかも、最初の一年のアンケートでは46.6点ですから、0.2点落ちてしまったことになるのです。
低い点数を付けた職員からは、こんなコメントが寄せられています。
「自らのパフォーマンス先行で、職員はそのための道具になっている。知事のための仕事をしようとはなかなか考えることができない」(50代、出先部長)
「自分をよく見せることしか考えていない。特定の会派を悪玉にするやり方はワイドショー的には盛り上がるが、本当に都民のためになっているか疑問」(50代、本庁部長)
「働き方改革は進んだが、知事のワガママや思い込みで手戻り(前の段階に戻ってやり直すこと)になる事例が多すぎる。都合の悪い事は聞く耳を持たない」(50代、本庁部長級以上)
「彼女がいることで都政が受けるダメージは計り知れず、辛うじて効果のある事務方の施策もすべて無になってしまう。知事不在の方がマシ」(40代、本庁課長級)
「都政新報」1月7日号