中道改革連合の瓦解が意味するもの
この日の『風をよむ』は、中道改革連合の事実上の分裂に関する話題でした。
中道「分裂」野党はどこへ?自民に対抗する”核となる野党”不在に・・ もうひとつの「選択肢」としての野党【サンデーモーニング】 | TBS NEWS DIG
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/2924127政権交代の受け皿となる大きな塊を目指した、中道改革連合が事実上の分裂へと追い込まれました。中道改革連合 小川淳也 代表(8月31日)「この三党の合流がこの時点において実現しないということは、大変申し訳な…
膳場貴子氏:政権交代の受け皿となる大きな塊を目指した、中道改革連合が事実上の分裂へと追い込まれました。
31日、「中道改革連合」「立憲民主党」「公明党」の代表が会談を行い、3党合流の見送りを発表します。これを受け、中道所属の衆院議員は、公明出身と立憲出身で、事実上分裂する見通しとなったのです。
高市政権に対抗し、政権交代の受け皿を目指そうとした試みは結党わずか7か月で頓挫した形に。今年1月、衆院選直前に結党した中道改革連合。立憲、公明の出身者ら合わせて167人という大所帯で、198人の自民党に十分対峙できる勢力でした。
ところがふたを開けてみれば、自民党が単独で3分の2を占める結果となり、中道は惨敗。立て直しができないまま、瓦解へと追い込まれたのです。
法政大学(日本政治思想史)河野有理教授(VTR):今までの野党は政権はとれなくても、護憲・平和主義という戦後民主主義の理念に訴えかける方程式があった。でもこういう理念に訴求する有権者層はどんどん縮小していく。それを見越して新しい世代にも訴求する政策・理念を野党側が提供できてこなかった。
中道改革連合は、もはや民主党の断末魔のような政党と化しています。中道改革連合は立憲民主党と公明党の野合によって成立した衆議院選挙のための選挙互助会です。
選挙の公示前において、立憲民主党出身の衆議院議員が144名、公明党出身の衆議院議員が21名参加したことからわかるように、中道改革連合は立憲民主党が主体となっていました。しかしながら、選挙後には立憲民主党出身の衆議院議員が21名に激減し、公明党出身の衆議院議員が28名となりました。すなわち、中道改革連合という野合によって、立憲民主党は一人負けして壊滅的な打撃を受けたのです。
ここで中道改革連合が分裂しても、もはや立憲民主党は元の勢力に戻ることはないと考えられます。イデオロギーを捨ててしまった立憲民主党は支持者から愛想をつかれてしまったのです。
そもそも、立憲民主党のイデオロギーとは何かといえば、自らが設定した価値観以外を認めない【モラリズム moralism】を前面に出した【全体主義 totalitarianism】であり、当が標榜する【リベラリズム liberalism】とは程遠い存在でした。「ゼロコロナ政策」はその典型であったと言えます。

