実際、この共同声明には効果があり、政権を引き継いだバイデン大統領はICCに対する制裁を解除しました。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/danwa/page4_005291.html
この共同声明に署名した当時の日本の総理は、法の支配を掲げて地球儀を俯瞰する外交を展開していた安倍晋三総理でした。まさに、安倍総理の平和外交が当時のコレクティヴ・アクションを実現する推進力となったものと考えられます。
ところで、「当事国であるはずの日本の反応は、諸国と比べて段違いに弱い」と高市政権を非難する声明を発表した超党派議員には石破茂総理が名を連ねていました。
「日本の反応は段違いに弱い」 ICC制裁めぐり、超党派議連が声明:朝日新聞
https://www.asahi.com/articles/ASV8S34VPV8SUTFK00QM.html米国のトランプ政権が国際刑事裁判所(ICC)の赤根智子所長らを制裁対象にしたことを受け、「人権外交を超党派で考える議員連盟」は24日に総会を開き、非難声明をまとめた。「当事国であるはずの日本の反応は…
この石破総理に対して、いつも上品な櫻井よしこ氏が「ゴミのゴミ」というあまり上品とは言えない表現(笑)で強く非難していますが、石破総理を批判すること自体には理があります。
2025年2月6日、トランプ大統領は再びICCを制裁対象とする大統領に署名しました。これに対して2月7日、赤根所長は遺憾を表明する声明を発表し、79カ国のICC締結国も「深刻な犯罪が免責となる危険性を高めるものだ」と批判する共同声明を発表しました。
しかしながら日本はこの共同声明に加わっていなかったのです。

